2003年12月23日火曜日

12/23(火)

今日も東京に帰らず石垣で一泊する。
 昨日に続き晴れ。
 日中の気温は25度を超える。
 昼から地元の人達と竹富島へ遊びに行く。ホテルの前からフェリーに乗って15分程で到着。人口数百人、歩いても一日で一周してしまえそうな小さな島である。
 島で乗った牛車の遅いこと、遅いこと。歩く速度より遅い乗り物なんて初めて
乗った。牛車のスピードがこの島の時間の流れを象徴しているのだろう。身をゆだねれば非常に心地がよい。
牛車の後は昨日に続いてレンタル自転車で島を走り回る。
実に気持ちよく、楽しかった。

夜はひゃくちゃんの旦那さんも参加して彼が店長を努める居酒屋で食って飲む。その後、すけあくろで再び飲む。しばらくするとお客さんが三味線で島唄を歌い始める。その後にオレも何曲か演奏して、皆で盛り上がる。こうして石垣2日目の夜も気持ちよく更けていった。
 飲んでいるときに内地から石垣に越して来た男性と少しだけまじめな話をした。そのときに聞いた言葉が印象に残っている。「石垣に来て暮らしてみて楽園は どこにもないとわかった」彼はそう言った。やはり住んでみなければわからない苦労があるのだろう。沖縄本島でも感じたことだけれど、内地から越して来た人 は、どちらかというと男性よりも女性の方が早くに島に馴染んでいるようだ。
 結局、楽園はそこにあるのではなく、自分達でつくりだすもの、ということなのだろう。
 「石垣で最も盛んな産業は土建で、自然はどんどん破壊されている」
 「島で育った人がこの土地の自然の素晴らしさ、大切さを理解せず、
  環境を破壊している」といった考えさせられる話も聞いた。
 石垣初上陸は自分に深い印象を残した。また来年も行くぞ。

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