2004年3月29日月曜日

3/29(月)

 今日も知り合いと飲む。
 酒の席で、オレの新曲を聴いた飲み相手から「あれは、無節操で無神経で無責任な曲だ」と言われる。冗談まじりのニュアンスではあったけれど、色んな気持ちの入り交じった、結構思いきった発言にも思えた。
 そこまで言われて、ショックというわけではなく、むしろ気持ちよくさえあり、思わず笑ってしまった。なにしろ「無節操で無神経で無責任」の三拍子揃い踏 みである。その言葉に対しては「まったく弁解の余地がないわ」と答える。自分は「無節操で無神経で無責任」を自覚しながらも、いつもとはいわないまでも、 場合によっては「無節操で無神経で無責任」をあえて通せたらと思ったりもする。
で、君はこんな人間をどう思うの?
 自分の歌や行動が人を傷つけることを忘れずに、それでもいい気で続けてやろうか。
 自分はつけあがり過ぎかもしれない。

2004年3月27日土曜日

3/27(土)名古屋 ブルーノート

 10日程前に、ブラックボトム.ブラスバンド(以下BBBB)のメンバーであるヤッシーからオレの携帯に、彼らのライブへのゲスト出演を依頼する電話があり、急遽この日名古屋行きが決定。
 リハーサルは当日のみ。簡単な構成とアレンジを決めたら、後は本番の乗りに任せて一発勝負。ラフなセッションを楽しめるところが彼らの強みの一つだ。
 結成10年目を迎えるBBBBのチームワークはバッチリ。楽屋の雰囲気も和気あいあいとしていて、ほんま仲がよさそう。
 BBBBのライブはステージと客席の隔たりをなくしてしまう。彼らのパフォーマンスによって、ブルーノートがストリートに近い空間に変わった。場内は ハッピーな空気に満ちあふれていた。お客さんの乗りも素晴らしい。客席で色っぽいねえちゃんが踊ってんのも良かった。
 オレはゲストで7曲参加。実に開放的な雰囲気の中で、好き放題弾けさせてもらった。名古屋ブルーノートは客席を通ってステージにあがるのが、よい。
あれで気持ちが盛り上がる。花道を通ってリング.インする感じ。
 実はこの日のライブが入れ替え制の2ステージであることを、自分は1部のステージが終わるまで知らなかった。1部で思いっきりはしゃいで、その後、楽屋 でぐったりきてので、次のステージで、どこまで気持ちを持ち上げられるか、少し心配だったけれど、ステージにあがれば、お客さんとメンバーに乗せられて、 2部でも大いに弾けた。実に気持ちよく遊ばせてもらった。
 実はブルーノートには偏見を持っていたのだけれど、この日、いろんな意味で、とても気持ちよく演らせてもらい、お店に対する印象が、がらりと変わった。 店内の雰囲気も良かったし、スタッフも好意的で、よく気が効く。ピアノの音も良かった。お店についているお客さんがいるのもいい。楽屋に用意された食事も 美味しかったし、楽屋の冷蔵庫にはアルコールを含め各種ドリンクが揃っていて、飲み放題。総じて出演者へのケアが行き届いていた。
 好待遇を受けると、やはり気持ちがいいし、ライブにもいい影響がでる。
 ああ楽しかった。

2004年3月26日金曜日

3/26(金)

晴れた。でも風があって結構寒い。
 起きてすぐに美容院にでかけ髪をカット。馴染みの美容師さんから、「それにしても髪の毛の伸びるのがはやいですね」と言われる。ここの美容院はカットの 後、頭、肩、背中をマッサージしてくれるのがよい。今日マッサージしてくれた女性スタッフは初めての人で、今までで一番うまかった。うまくつぼを突いてく る。「上手ですね」と言ったら、その後も、長い間、丁寧にマッサージしてくれた。昨日のアルコールが少し残っていたのが、おかげで楽になった。


 夜は川村結花ちゃんのピアノ弾き語りライブを品川グローリアチャペルで観る。
 「タッチ」という曲がとても印象に残った。詞のフレーズにぐっときたのに、後になると思い出せない。もう一度、聴きたいな。
 ライブの中で、チェロとのデュエットが3曲あったのも良かった。
やはりピアノとチェロは合う。

2004年3月25日木曜日

3/25(木)

 今日も雨。冷える。ずっと、こんな天気が続いている。三寒四温どころか、七寒零温って感じ。
 夕方、知り合いから電話があり、飲みに誘われる。夜8時頃、下北の居酒屋で知り合い二人と待ち合わせて、飲む。リラックスできる相手と楽しい酒。
 酒の席で、オレがいかに忘れっぽいかという話になり、二人からオレの忘れっぽさを物語るエピソードを色々と聞かさせる。確かに自分は忘れっぽいところが ある。元々、興味の対象がはっきりしているタイプなので、興味のない事柄や出来事、相手のことはまるで覚えていなかったりする。元々、興味のない話 は、聞いているふりをして、聞いていないこともあるので、たちが悪い。
 知り合いの一人は記憶力がいいようで、忘れてしまった方が、楽なのにと思うようなことも、よく覚えている。それで、ずっとブルーに、こんがらがっていたりする。
 最近読んだ本の中に「人間は今を生きるために、忘れてゆく能力を持っている」というような内容のことが、書かれていた。でも、“感じ”や“雰囲気”は結構忘れない気がする。
 本当は忘れているのではなく、どこかにしまっていることも多いと思う。
 記憶をなくせば歌は生まれない。忘れたくない瞬間を刻み込むために歌をつくるのかもしれない。

2004年3月24日水曜日

3/24(水)

 朝、7時半頃に目がさめる。また、二日酔い。風呂を湧かして、半身浴で汗を出したら、少し楽になった。再び11時過ぎまで寝る。
 午後から録音環境の整った知り合い宅でプリプロ。新曲三曲をドラムorパーカッショ
ン入りで録ってみる。録音の際、ヘッドホンを使わず、ヴォーカルをスピーカーから出して、環境をライブに近付けてみる。やりやすかった。
 夕方から雨になる。今日も冷えた。

2004年3月23日火曜日

3/23(火)

恵比須でクレイジーフィンガーズの打ち合わせ。
 打ち合わせの後、インフィニティレコーズの氏家さん、キョンさんと、駅近くの焼き鳥屋へゆく。
 酒の量に比例して、前向きなアイデアがどんどん出てくる。

2004年3月17日水曜日

3/17(水)

 風の強い一日だった。窓を開けていたら、部屋に砂がたくさん入り込んでしまった。
 夕方かでお世話になった高木クラヴィアに、出来上がったばかりのCDサンプルを持って挨拶ら渋谷でクレイジーフィンガーズの打ち合わせ。
 打ち合わせの後、録音に行く。加納さんと久し振りに再会。
 その後、渋谷で飯を食って、軽く飲む。
 帰りの電車でうとうとしてしまい、気がつけば最寄りの駅から1駅過ぎていた。あわてて下車して、自宅まで歩く。
 遊歩道の桜がもう咲いていた。一人草の上に腰を降ろし、しばらく花見をした。夜桜が強風に揺さぶられて、はやくも花が散り始めている。少し心がざわついた。

2004年3月15日月曜日

3/15(月)

 酒が残って、なかなか起きれない。「うこん」効かず?
 「うこん」が残り少なくなったので、帰りにまた豊橋駅構内の薬屋で、「うこん」を物色していたら、「リクオさんですか」と店員に声をかけられる。なんと昨日のライブを観に来てくれていたそう。
 彼が進めてくれた「うこん」の錠剤とユンケルを買ったら、ビタミン剤を1錠おまけしてくれた。

2004年3月14日日曜日

3/14(日)豊橋 ハウス.オブ.クレイジー

 今日も新曲をたくさん披露。
 ライブが始まってすぐに、知り合いのY夫妻が一人息子を連れて客席最前列に座っているのを発見。
 息子の名前は陸雄君、5歳。そう、オレの名前をとって、つけられているのだ。すごいなあ、Y夫妻は思いきったことをやるよ。陸雄君が自分の名前を恥ずかしく思わないようにせんとね。
 ライブ中の陸雄君の集中力がすごかった。ずっとオレの方を凝視しているのだ。どう感じているのか。

 去年から、旅の必需品が三つ増えた。ノートパソコンとデジカメ、そして「うこん」である。去年の10月、豊橋の駅構内にある薬屋で、初めて「うこん」の錠剤を買った。それ以来、「うこん」はツアー中、必ず携帯するようにしている。
打ち上げでは、飲む前に必ず「うこん」を飲むようにしている。これが、効くのだ。
 マスター松崎さんも、前回の打ち上げでオレが「うこん」を飲んでいるのをみて、その後自分も試してみたら、効果があったので、以来、飲み続けているとのこと。
 打ち上げ中、松崎さんと「うこん」話で盛り上がっていたら、スタッフのまゆみちゃんから、「二人は、うこん教だ」と言われる。まゆみちゃんはツアー・ ミュージシャンからも人気抜群のハウスの看板娘。オレも毎回彼女に会うのを楽しみにしているのだ。
 明日は東京に戻るだけだから、いつもに増して飲む。打ち上げの後は、松崎さんの部屋で部屋飲み。楽しかったけれど、話したことは、ほとんど忘れてしまった。

2004年3月13日土曜日

3/13(土)和歌山 オールドタイム

 今日の客層はリピーター中心。皆楽しみ方を心得ていた。
久し振りに観に来たというお客さんから「少しキャラクターが変わりましたね」と言われる。より芸人っぽくなったということか?
 マスターの松本さんが「『ぬくもり』という新曲がよかった。オレも歌ってみたい」と言ってくれる。
 大学時代の軽音楽部の後輩の皆方さんがフィアンセと一緒に観に来てくれる。綺麗になったなあ。

2004年3月12日金曜日

3/12(金)神戸 カフェ.フイッシュ リクオ VS  Saigenji

 サイゲンジさんとの初共演は前から楽しみにしていた。音楽スタイルに違いはあっても、彼には、自分と共通した匂いを感じていた。オレもサイゲンジさんもライブに生きる人間。今回の共演ではっきり、そのことを確認できた。
 今日のライブはアコーススティックの弾き語りに関わらず会場には椅子、テーブルをほとんど出さず、スタインディング型式で行われた。どちらの弾き語りも身体を揺らせるから、このスタイルは正解。

 エンディングでサイゲンジさん、パーカッションの福和さんと2曲セッションした。
ステージも客席も凄く盛り上がった。サイゲンジのヴァイブがびんびん伝わってきた。
 今日の出会いをセッティングしてくれた、カフェ.フィシュの北村くんに感謝。
愛ある選曲でフロアを暖めてくれたDJあんちゃんにもリスペクト。
 ライブの後はスタッフ、出演者らと、近くにあるジェームスというライブ.スポットで催されているクラブ系のオールナイト.イヴェントに遊びに行く。丁 度、ショーロ.アズールのライブをやっていて、ちっともショーロではないけれど、とても良かった。
 その後フィシュの小森さん、しほさん、北村くん、サイゲンジさんとで、近くのバーへ行き、朝方まで飲んで語り合う。 

2004年3月11日木曜日

3/11(木)近江八幡 酒游舘

 3年ぶりの近江八幡。ライブ会場の酒游舘は酒屋さん。酒蔵をイヴェント.スペースとして解放し、若旦那の西村さんが定期的に、さまざまなライブを企画しているのだ。
 リハの後、街を散歩しに出かけたのだけれど、日が暮れてしまって、急に冷えて来たので、短く切り上げる。前回行って美味しかった蕎麦屋に行ってみたら、閉まっていた。残念。

 今日のグランド.ピアノは良く鳴った。
 そう言えば3年前のライブでは、本番中に鍵盤のいくつかが、サスティンのかかりっぱなしの状態になってしまって、困ったけれど、今回は大丈夫だった。
 西村さんはキョンさんの京都大学軽音楽部時代の後輩である。ライブの後の打ち上げで西村さんにキョンさんの学生時代のことを聞いてみた。西村さんにとっ ては、憧れのカリスマ先輩だったそう。どうやらキョンさんは学生時代から回りの信頼を集めるジェントルマンだったようだ。
 キョンさんとボ.ガンボスをやっていたどんとは、西村さんの後輩に当たる。西村さんは、どんとに対してはライバル心やら複雑な思いがあったようで、長い 間ボ.ガンボスの音を聴くのを避けていて、素直に聴けるようになったのは、バンドが解散してからだそう。 
 どんとがソロになって、酒游舘に歌いに来る話が持ち上がったときに、彼は急死してしまう。西村さんは、そのことをとても残念に思っているようだ。 

2004年3月10日水曜日

3/10(水)

 午後1時に名古屋入り。
 いつもお世話になっている名古屋のイヴェンター、ジェイルハウスの小早川さんと待ち合わせて、まず二人で昼食をとる。それからCRAZY
FINGERS REVUE名古屋ライブの後援をしてくれているFM局RADIO-Iへ。番組に生出演させてもらった後、番組5週分のコメントを録る。RADIO-Iの皆さんも小早川さんもこの企画に乗り気。熱意がよく伝わってくる。
 夕方には名古屋公演の会場であるボトムラインの代表蔵原さんに挨拶。
 夜は時間があいたので、たまたま名古屋にツアーで来ていた知り合いバンド、ソウルフラワーユニオンのライブをエレクトリックレディーランドで観る。彼らのライブを生で観るのは、多分7年振りぐらい。
 彼らとは同じ関西出身の同世代。お互い、デビュー後も大阪在住だったりして、一時は交流も深く、たくさんの刺激をもらった。けれど自分が東京に越して以来、特にヴォーカルでリーダーの中川君とは付き合いが疎遠になってしまっていた。
 別に仲違いをしたわけでもないのだが、自分の向かう方向が変わってきて、進んでは彼らに近寄らなくなっていた。気付いたら7年も経過していた感じ。
 それでもソウルフラワーの活動はずっと気になっていたし、メンバーの一人で、去年東京に越して来た川村君とは、最近、付き合いが復活していた。
 久し振りに大音量のロック.バンドの演奏を生で聴いた。2時間半、立ちっぱなし。
オレってまだ体力あるな。
 この日の中川君はベストの体調ではなかった様だけれど、バンドの好調振りは伝わってきた。以前よりも演奏が柔らかく、音の抜けがよくなり、よりグルーブ が増した。中川君のストレートなラブソングを生ではじめて聴いた気がする。以前より鎧がとれて、楽になった感じ。
 音楽を通して世の中に意義を申し立て、正しいことを貫こうとする戦闘姿勢は健在で、披露された新曲の中には、アメリカのイラン侵攻をストレートに批判する反戦ソングもあった。自分とはやり方が違うけれど、彼らの志の高さは素晴らしいと思う。
 会場では思いがけず四日市でフォーラムというお店を一昨年までやっていた平田君と姉のクニちゃんに会う。平田くんは桑名でお店を再開するそう。
 ライブの後、楽屋にお邪魔して、メンバーと久し振りに再会。打ち上げにも進んで参加する。中川君、奥野君とは本当に久し振りに色々と話しする。
 自分にとってこの再会は必然のようにも思えた。
 打ち上げの後、まだ少し飲み足りない感じだったので、奥野君と彼の知り合い関係者2人の4人で、得三へ行って飲む。
 その酒の席で、4月のクレイジーフィンガーズのツアーのことが話題になり、関係者の一人がオレに向かって「ピアノって、高尚なイメージがあって、やん ちゃなピアノって言われてもイメージできないんですけど」と言った。オレが「ロックンロール創成期の頃はピアノもロックの中心楽器やったし、ピアノって打 楽器でもあるんやよ」と言ったら、彼は「いや、ピアノはメロディー楽器でしょ」とゆずらない。
 続けて「リクオさんの音楽って、どちらかと言うと品がいいですよね」などと言う。
もちろん品性も兼ね備えておりますが、この人は明らかにオレの音楽を
ちゃんと聴いたことが無いし、ステージも観たことがないまま話しているのが、気に食わなかった。
 そうしたら、もう一人の関係者が「リクオくんのピアノはさあ~」などと話し出して、また的外れなことを言う。知らないことは言わない方がいいのに。
 酔った勢いもあり、オレは立ち上がって、ステージに向かい、アプライト.ピアノの前に座った。関係者2人もステージに呼んで、思いっきりアタッキーなブギウギを弾いて聴かせた。
 また深酒。

2004年3月7日日曜日

3/7(日)下北沢ラカーニャ

 秩父から部屋に戻らずそのまま下北沢へ。
 東京での弾き語りワンマンは久し振り。ラカーニャは週末にアコースティック・ライブを催す以外、普段は飲み屋である。オレはしょっちゅう飲みに来てい て、打ち上げでもよく使わせてもらっている。ここは音楽関係者の溜まり場になっているので、オレにとってはリラックスできる場所であるだけでなく、色んな 人に出会える社交場でもある。
 マスターの岩下さんとは、デビュ-前からの付き合い。マスターにはいつも酔ったところばかり見られているから、今日はしっかりしたところを魅せておこう。
 お店には鳴りの良いアプライト.ピアノが置かれている。お店にはよく来ていても、このピアノに触れるのは久し振り。
 この日急遽エンジニアを努めてくれることになった関君のおかげもあるのだろう、音が良くてリハーサルの段階でかなり気持ち良い。

 リハーサルの後、近くの茶店に行って、ノートパソコンを出し、キーボードマガジンで連載しているコラムの原稿を練る。1ヶ月は早い。気付けばいつも締め きり日が近づいていて、なんとかぎりぎりで入稿することになる。自分の両脇のテーブルに座った女性客がどちらもヘヴィー・スモーカーでひっきりなしに煙草 を吸っている
から、終始煙たくってまいった。
 本番にはリハーサルの調子のまま入ることが出来た。小さなスペースだからお客さんとの距離が近い。お客の顔が見えるよう、本番中もあえて、客席の灯りを少し残してもらった。
 ライブはめずらしく2部構成でやる。今日も新曲をたくさんやる。
 今日のお客は最初から楽しむ準備ができていた様子。のびのびとリラックスして演奏し、皆で心地よい空間をつくることが出来た。最近、東京でのライブの雰囲気がとても良くなってきている。

2004年3月6日土曜日

3/6(土)秩父 ホンキートンク

池袋から西武秩父線に乗って約1時間半で秩父駅に到着。ホンキートンクの鈴木さんが駅まで車で迎えに来てくれる。約2年振りの再会した鈴木さんは濃い鬚面に変身。それが似合っていた。
 秩父は寒い!今朝まで雪が降っていたそう。
 秩父駅からさらに車で20分、ホンキートンクに行く前に、店の近くの蕎麦屋に連れて行ってもらい、天ざるを注文。ここの蕎麦屋は以前も連れて来てもらったことがあるのだが、かなりうまい。そばに旨味がある。


ホンキートンクでのライブは3度目。ここのお客さんはお店の常連さんが多く、色んなライブを見慣れているので、楽しみ方を心得ている。耳が肥えているから、何でも盛り上がるというわけではく、よく聴いて反応してくれる。
 曲によっては、一番を歌い終えると客席の方々から拍手が起こり、かけ声が掛かるのが面白かった。とにかく演奏、メロディー、歌詞に対する反応がよいから、やりがいがある。
 今日は3曲の新曲を始めてライブで演奏した。結構手応えがあった。
 アンコールを終えて控え室に戻り、ほっと息を付いていたら、ほどなくして鈴木さんが焦ってやって来た。お客さんがさらにアンコールを求めて帰ろうとしないから、もう一曲歌ってくれないかとのこと。カッコよく終われたと思ったのだが。
 もう一度ステージに戻って2度目のアンコールにこたえる。お客さんはとても喜んでくれた。 

2004年3月5日金曜日

3/5(金)

 最近、「クレイジー・フィンガーズ・レビュー」に向けて気分が盛り上がってきているせいもあり、CDやヴィデオを観て、ロックンロールやブルーズの復習をやっている。今日は夜中にエルヴィスのビデオを観る。興奮。

2004年3月4日木曜日

3/4(木)

 東村山にある知り合いのYさん宅にお邪魔して、次のソロ作品に向けたプリプロをやらせてもらう。今日は2曲を弾き語りで録音してみる。
 作業中、風水に懲り出した知り合いからメールが届く。「今日の運勢は自己の職業に満足し脇目もふれず活動せよ。思わぬ出費があるが、倍になって帰ってくるから気にするな」とのこと。

2004年3月3日水曜日

3/3(水)

 昨日から作り始めた曲が完成。
 今日もよくピアノを弾いた。ここしばらく指の調子が良かったのだが、今日は少し違和感があった。
 チャック・ベリーのドキュメンタリー映画「ヘイルヘイルロックンロール」を久し振りにビデオで見直す。最高。

2004年3月2日火曜日

3/2(火)

 午後0時半起床。なんだか身体がだるい。
 昼はよもぎ大福一個でもたせる。
 起きがけから鍵盤の前に向かっていたら、思いがけず歌詞とメロディーが同時に思い浮かぶ。それから一日曲作りに費やす。今日は知り合いが関わっているバンドのライブを観に行く予定だったのに、作業に没頭しているうちに忘れてしまった。

2004年3月1日月曜日

3/1(月)

 昼過ぎに目が冷めて、ベランダに出てみたら、みぞれが降っていた。
 急激な寒の戻り。この時期になると、三寒四温という言葉をいつも思い出す。教えてくれたのは同居していた父方の祖父である。
 今日はまず美容院に行ってカットしてもらう。ここの美容院はマッサ-ジ付きなのが良い。右肩が相当に凝っていると言われる。
 カットを終えた後、近くの行きつけの喫茶店でツナトーストとレモンティーを注文して、遅い昼食をとりながら、ノートパソコンを開く。
 連載しているコラムの題材として取り上げるためもあり、映画「火の玉ロック」を久しぶりにビデオで見直す。ロケンロール・ピアノマン、ジェリー・リー・ ルイスの波瀾に満ちたデビュー当時を中心に描いた映画で、10数年前に始めて観た時はしびれた。久し振りに見直したら、やっぱり最高だった。ツアーに向け ても気合いが入る。