2004年3月10日水曜日

3/10(水)

 午後1時に名古屋入り。
 いつもお世話になっている名古屋のイヴェンター、ジェイルハウスの小早川さんと待ち合わせて、まず二人で昼食をとる。それからCRAZY
FINGERS REVUE名古屋ライブの後援をしてくれているFM局RADIO-Iへ。番組に生出演させてもらった後、番組5週分のコメントを録る。RADIO-Iの皆さんも小早川さんもこの企画に乗り気。熱意がよく伝わってくる。
 夕方には名古屋公演の会場であるボトムラインの代表蔵原さんに挨拶。
 夜は時間があいたので、たまたま名古屋にツアーで来ていた知り合いバンド、ソウルフラワーユニオンのライブをエレクトリックレディーランドで観る。彼らのライブを生で観るのは、多分7年振りぐらい。
 彼らとは同じ関西出身の同世代。お互い、デビュー後も大阪在住だったりして、一時は交流も深く、たくさんの刺激をもらった。けれど自分が東京に越して以来、特にヴォーカルでリーダーの中川君とは付き合いが疎遠になってしまっていた。
 別に仲違いをしたわけでもないのだが、自分の向かう方向が変わってきて、進んでは彼らに近寄らなくなっていた。気付いたら7年も経過していた感じ。
 それでもソウルフラワーの活動はずっと気になっていたし、メンバーの一人で、去年東京に越して来た川村君とは、最近、付き合いが復活していた。
 久し振りに大音量のロック.バンドの演奏を生で聴いた。2時間半、立ちっぱなし。
オレってまだ体力あるな。
 この日の中川君はベストの体調ではなかった様だけれど、バンドの好調振りは伝わってきた。以前よりも演奏が柔らかく、音の抜けがよくなり、よりグルーブ が増した。中川君のストレートなラブソングを生ではじめて聴いた気がする。以前より鎧がとれて、楽になった感じ。
 音楽を通して世の中に意義を申し立て、正しいことを貫こうとする戦闘姿勢は健在で、披露された新曲の中には、アメリカのイラン侵攻をストレートに批判する反戦ソングもあった。自分とはやり方が違うけれど、彼らの志の高さは素晴らしいと思う。
 会場では思いがけず四日市でフォーラムというお店を一昨年までやっていた平田君と姉のクニちゃんに会う。平田くんは桑名でお店を再開するそう。
 ライブの後、楽屋にお邪魔して、メンバーと久し振りに再会。打ち上げにも進んで参加する。中川君、奥野君とは本当に久し振りに色々と話しする。
 自分にとってこの再会は必然のようにも思えた。
 打ち上げの後、まだ少し飲み足りない感じだったので、奥野君と彼の知り合い関係者2人の4人で、得三へ行って飲む。
 その酒の席で、4月のクレイジーフィンガーズのツアーのことが話題になり、関係者の一人がオレに向かって「ピアノって、高尚なイメージがあって、やん ちゃなピアノって言われてもイメージできないんですけど」と言った。オレが「ロックンロール創成期の頃はピアノもロックの中心楽器やったし、ピアノって打 楽器でもあるんやよ」と言ったら、彼は「いや、ピアノはメロディー楽器でしょ」とゆずらない。
 続けて「リクオさんの音楽って、どちらかと言うと品がいいですよね」などと言う。
もちろん品性も兼ね備えておりますが、この人は明らかにオレの音楽を
ちゃんと聴いたことが無いし、ステージも観たことがないまま話しているのが、気に食わなかった。
 そうしたら、もう一人の関係者が「リクオくんのピアノはさあ~」などと話し出して、また的外れなことを言う。知らないことは言わない方がいいのに。
 酔った勢いもあり、オレは立ち上がって、ステージに向かい、アプライト.ピアノの前に座った。関係者2人もステージに呼んで、思いっきりアタッキーなブギウギを弾いて聴かせた。
 また深酒。

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