2004年12月20日月曜日

12/20 (月) 「サロン東京的」西麻布 L

 先輩ギタリストの窪田晴夫さんが幹事になって西麻布のLで月に一度開催しているプライベート色の強いライブ.イヴェント「サロン東京的」に出演。都会の 怪しい社交場といった趣の夜会で、自分も時々夜遊び気分で参加させてもらっている。イヴェント場所のLが年内で閉店するため、‘90年代後半から続いた 「サロン東京的」は今回で取りあえず1区切り。
 出演者はノーギャラのかわりに、手の込んだ料理が振舞われ、酒は飲み放題である。オレはこのパー ティーを通して、飲みながら演奏することの楽しさを知った。出演者も客も飲みながら参加するのがこのパーティーの暗黙の大前提なのだ。ここでの自分の演奏 は、いつも以上に危うく、開放的で、ワイルドだ。客の乗りも砕けていてよい。お客と出演者の境界線が他のイヴェントに比べて、かなり曖昧。
 イ ヴェントのスタートは夜の9時を回ってから。1部はDJプレイをはさんで、3組のプロのミュージシャンによるそれぞれ30分程のライブ演奏。2部からはプ ロの卵の演奏が中心で、飛び入り演奏もありになる。朝方になれば、出演者入り乱れてのセッションタイムが通例。イヴェントの終了時間はきっちり決まってお らず、取りあえず始発以降、お客と出演者とスタッフの体力、気力が果てた時点でお開きとなる。この長い宴を晴夫さんは毎回、飲みながら、セッションしつ つ、司会進行も努め、最後まで取り仕切るのだから頭が下がる。
 「サロン東京的」最終回の出演者は、いつも以上に多種多様であった。黒装束の女性 による厳かなテルミン演奏、晴夫さんのギター伴奏による女性ダンサーのストリップショー、一見おたく風男性によるギターのパンク弾き語り、背広姿の親父サ ラリーマンによるピアノのブルース弾き語り、大柄の白人女性によるボサノヴァのアカペラ等々、つまりなんでもありなのだ。オレはソロでのピアノ弾き語り以 外に、美輪明広の流れを受け継ぐシャンソン界期待の新生ソワレと一緒に「ケサラ」を熱唱。ソワレとは久し振りの再会。何か吹っ切れた感じで、すっかり女性 らしくなっていた(注:体は男)。最近は歌手活動の他に、新宿のゴ-ルデン街で飲み屋のオーナーをしているそう。
 Lの店長の横山さんとオーナーの遠山さん、そして晴夫さんは、若い頃から西麻布界隈の酒場を遊び場にしていた。彼らはストリートと酒場と音楽の関係をこよなく愛している。きっとまた時期をみて、いかがわしいパーティーを再開させてくれるだろう。
★Lのオーナーがオレに飲ませてくれた高いシャンパン。

2004年12月10日金曜日

12/10 (金) 京都 磔磔 リクオのハプニングデイズ

 ホテルで目覚めたら、ひどい頭痛。体が重く、ふらふらする。昨日はアルコールをかなり控えていたので二日酔いではない。風邪か?
 本番が近づくに連れて、体調は回復に向かうも、ベストからは程遠い状態。しかしステージで汗をかく程、調子が上がってくる。
 サンタラの演奏は440の時より、更に開放感があった。ステージでタムラさんと何度か視線が合う。弾けたいい表情だった。全体に演奏のクオリティーが、新鮮味を保ったまま、440の時より上がった。
 今日も昨日に引き続いてアコーディオンを弾いた。普段弾いていないせいか、アコーディオンを持って、ステージに立つと、妙に恥ずかしい気分。
 昨日も今日も、聴きつつ、乗る、臨機応変に楽しむことのできる洗練された客層だった。
  磔磔でバイトしていた頃、代表の水島さんから「お前は常識に欠けている所があるから、ここで常識を学んで行け」と言われたことがある。その言葉がずっと心 に残っていて、ライブのMCでそのことを話したら、後で水島さんから「オレ、そんなこと言ったか?」と言われる。なんだ、水島さんは覚えてなかったのか。
 ライブが終わったら体調はすっかり良くなっていた。なんだったんだ、いったい。
 今日のライブで何か一区切りついた気分。
 もちろん深く飲んで語り明かした。
★オレ、アコーディオン弾いてます。
★出演者全員でセッション。
 

2004年12月9日木曜日

12/09 (木) 京都 磔磔 リクオのハプニングデイズ

 会場入りする前に、久し振りに実家のアプライト.ピアノを弾く。中学生の時に両親に買ってもらったピアノで、購入する際、楽器屋の倉庫まで行って、自分 で何台も試奏させてもらい選んだピアノである。ヤマハにしては乾いていて、味のある音がする。調律は狂っているが、久し振りに弾いてみて、なかなかいいピ アノだと思った。
 磔磔での2日間は自分の過去も振り返りながら、現在地を確認できる内容を意識した。先日大阪サンケイホールのライブイヴェントで、12年前以上前にリリースした「胸が痛いよ」を久し振りに歌ってみて色々と感じたことが、影響していたかもしれない。
 磔磔という場所と、有山さんとはじめにきよしのゲストは、今日の狙いには最適であった。関西在住の二組のゲストからは、予想通り、強い土着性を感じた。
 音楽性や、生き方において、自分が有山さんから受けた影響は大きい。出会った当初は、有山さんの話し方まで真似したりしたが、まじかで、あれだけの個性に触れると、とてもこんな人にはなれないし、なる必要もないと、すぐに気付かされた。
 リハーサルの時から、有山さんのギタープレイをときめきの表情で見つめるはじめ君の様子が、とても印象に残った。はじめ君は学生時代にオレのライブを地元大阪で、よく観ていたそうだ。はじめにきよしの二人は、有山さんや、オレの流れを受け継いでくれていると思う。
 有山さんもはじめにきよしも、奏でる音と人間性が直結している。音を出す以前の、たたづまいからして味がある。その存在が音楽を奏でている。
 今日は「胸が痛いよ」、ジョンレノンの「oh my love」等懐かしいレパートリーを数曲やった。地元の旧友が数人観に来ていて、皆一様に、これらのナンバーを聴いて当時を思い出したりして、とても良かったと言っていた。音楽が記憶を刺激することをあらためて実感。
  近くのカフェでザッハトルテとピアニストの佐山雅弘さんがライブをやっていたので、打ち上げはその店に合流させてもらう。金沢から、もっきりやのマスター 平賀さんと奥さんのかおるさんも来ていて、一緒に盛り上がる。宴の途中で、佐山さんがステージのピアノを弾きだしたので、リクオも1曲という話になる。佐 山さんと連弾で1曲。曲の途中で女性のヴァイオリン奏者がいきなりセッションに加わってくるハプニングがあったりして楽しかった。
★磔磔の前で有山さんと。

2004年12月8日水曜日

12/08 (水) 京都へ

12/8(水)
 キョンさんのマネージャーの瀬戸さんから借りたバンで、ローディーの北川くんと一緒に、夕方東京を出発。京都に向かう。これぐらい長距離の車移動は久し振り。道中、i-podをカーステにつないで、エルビィスのライブを聴きまくる。
 7時間程かけて京都着。自分は実家に泊まる。
★京都へ向かう車中、夕暮れの高速道路で撮影。

2004年12月5日日曜日

12/05 (日) 松山 モンク

 去年に引き続き梶虎君を中心とした地元の有志が、この日のライブを企画してくれた。チケットは前売りで完売。
 この日のライブの為にパンフレッ トが用意され、そこにはそれぞれのスタッフの熱いメッセージが書き記されていた。すべてのお客さんに入場の際、一輪の花が手渡された。とにかく開演前か ら、企画してくれた梶虎君、仁君、三好さん、えみちゃんらの思いがびんびん伝わって来た。気合いを入れて、彼らの気持ちに応えなければ。
 今日の客席はじっくりと聴き込むモード。
 1部では仁くんのリクエストにこたえて「空と祈り」を歌う。2回目のアンコールでは、梶虎君のリクエストにこたえて「ケサラ」を歌う。思いを受け取れば力が湧く。いい夜になった。 
 打ち上げの後、今日のライブの首謀者である梶虎君と同じ温泉宿に泊まり(その宿の御両親、娘さんもライブに来てくれた)、一緒に湯に浸って、語り合う。その時に、彼が会社を辞めて、大阪に移り住むことを知らされる。
 自分が受け取ったときめきや感動を、一人占めせず、常に人に伝え、「ときめきの輪」をひろげて行く強い力を梶虎君は持っている。彼の回りには、本当に素直で気持ちよい人達が集まっている。どこで、何をしていても、そのパワーを持ち続けていてほしい。
★この日のライブ企画の首謀者の梶虎君と。
★打ち上げで記念撮影。
 

2004年12月4日土曜日

12/04 (土) 松山

強力な二日酔い。岡山駅構内のトイレで激しく吐く。
 移動中はひたすら寝る。
 夕方5時半頃松山駅到着。明日のライブを企画してくれら梶虎君と仁君が駅まで迎えに来てくれる。
 道後温泉内のホテルにチェックインした後、もう一度市内に戻って、3人で食事。アルコールは一切口にしなかった。一日、身体がつらかった。
ホテルに戻って、ゆっくり温泉につかり、k-1グランプリの決勝戦をテレビで観戦。武蔵は相変わらずじれったいなあ。
 疲れているのになかなか寝つけなかった。

2004年12月3日金曜日

12/03 (金) 岡山 モグラ

この日はモグラの5周年を記念したライブ。オープニングは「みを」という女性のピアノ弾き語り。雰囲気のある子だった。
  9時前からオレのステージがスタート。昨日の深酒がたたって体調は今一つだったけれど、ステージに上がれば自然とスイッチオン。
 で、またライブ中から飲んでしまう。打ち上げでも調子に乗って、飲み続け、相当酔う。
 マスターの福武さん、奥さんのえみさん、息子のよしき君、皆元気そうであった。
★チェックアウト後、しゃれたカフェで一服。

2004年12月2日木曜日

12/02 (木)

 よく寝たはずなのに、体調が今一つ。
 黒船屋はお店のすぐ目の前が港。2階にある店の窓からは海を一望できる。夜になると、海面を照らす月や、照明に彩られたフェリーが行き来するのがみえて、美しい。

 オープニングの「みれかん」のステージが終わって、自分のライブが始まったのが夜の9時半。大人の時間帯。のっけから反応がよい。お客は既にアルコールがかなり回っている様子。オレのMCにもどんどんつっこんでくる。
 「今日はこのへんにしといたるわ」と捨て台詞を吐いて、ライブを終わらせたのが、深夜11時半近く。今日はライブが終わってもなかなかクールダウンできない。スイッチがきれないまま、お店に残って飲み続ける。 
 深夜12時を回った頃、慎重190cmはあろうかという大柄な黒人が、豪快な笑い声を上げながら、店内に入って来た。既にアルコールが回り相当に御機嫌な様子。マスターのけいぞうさんがいきなりその黒人にマイクを渡す。
  彼がアカペラで歌い出したナンバーはレイ.チャールズのモI canユt stop lovinユ youモ。すごい声量。マイクいらんわ。一番盛り上がるサビはみんなで大合唱。彼の正体は日本在住のブルース.シンガー、ハイタイド.ハリス。横浜在住の 彼が、なぜ高松に?
 ハイタイドが1曲歌い終えたら、けいぞうさんがマイクで「リクオ~!」と紹介。来ると思った。オレはためらわずデジタル.ピ アノの前に向かい、レイ.チャールズのモWhatユd I sayモのイントロを弾きはじめる。ハイタイドがオレの顔を見てにやりと笑う。歌い出しからトップギアでシャウトしまくるハイタイド。コール&レスポンス もふんだんに、客を煽りまくる。しかし、このおっさん、ほんま元気やわ。もうええ年のはずやけど、酒はがぶ飲み、いつまでもはしゃぎ続けている。

 宴もたけなわを過ぎて、ほとんどのお客が帰ってもハイタイドはまだBGMに合わせて踊ったり、歌ったりしながら飲み続けている。オレはカウンターに横顔と両腕を置いて、既に酔いつぶれた状態。ハイタイドがそんなオレの顔を覗き込んで、こう叫んだ。
"Everyday evry minute all the fuckinユ time"
目をさましたオレは、ハイタイドと一緒に呪文のようにこの言葉を叫び続けた。
"Everyday evry minute all the fuckinユ time"

★熱唱するハイタイド.ハリス。

2004年11月29日月曜日

11/29(月)

強力な二日酔い。疲れもたまっていたので一日使い物にならなかった。

2004年11月28日日曜日

11/28(日)「リクオのハプニングディズ 」~ブルージーナイト 下北沢440(Four forty) ◇出演:リクオ ゲスト:Dr.kyOn /サンタラ/橋本歩(チェロ)

★知り合いのカメラマンの和田ちゃんが、この日はリハーサルからオレを追っかけてくれました。
★サンタラのリハ-サル風景。
 今日も快晴。午後4時に会場入り。開場のぎりぎりまでリハーサル。
開演まで色々やることが多くて、少々てんぱり気味のままステージに上がってしまった。本番で歌っている内に落ち着いてくる。1部の中盤でサンタラを紹介。 彼らのステージを観たのは去年の12月以来。前より、オープンで自由な雰囲気。特に田村さんがとても楽しそうに伸び伸びと歌っていたのが印象に残った。彼 らの演奏を聴いていると、自然に身体が揺れた。パーカッションの朝倉くんは、歌や、アンサンブルを理解した上で演奏しようとする姿勢が素晴らしい。ぜひま たオレのライブに参加してほしい。田村さんと砂田君が二人でやった新曲のバラード「ジョイ&ペイン」は名曲だ。彼らにとってこれから大切な曲になってゆく と思う。
 サンタラとはベッシースミスの「マディーウォーター」、ファッツドミノの「エイン・ザッツ・アシェイム」、彼らの来春発売されるシングルナンバー「思い過ごしの効能」の3曲セッション。お客さんもかなり喜んでくれた様子。
 2部はチェロの歩ちゃんとのセッションから始める。互いの呼吸を感じながらの演奏。
 キョンさんにはこの日、ピアノ以外にマンドリン、アコ-スティック・ギター、アコーディオンを弾いてもらう。オレも久し振りにアコーディオンを弾く。 キョンさんとの共演はいつだって楽しい。オレはリハーサルの時は、本番ほどにテンションが上がらないし、面倒に思って、適当にやっていることが多いのだ が、キョンさんは常にリハーサルからテンションが高く、実に楽しそうに演奏している。それって凄いことだと思う。
 打ち上げには、途中から奥田民夫さんのバンドなどでも活躍するドクター・ストレンジ・ラブのギタリストの長田さんとベーシストの根岸さんが参加。二人は今日のライブを2部から観ていて、とても感激したとのこと。
 後で氏家さんからシンガーの小島麻由美さんも観に来ていて、すごく良かったと言っていたと教えられる。オレは小島さんのアルバムを何枚も持っていてファンだったから嬉しかった。
 ソウルフラワーユニオンの河村君が昨日に続いて遊びに来てくれて、打ち上げにも参加。彼は今やオレの大切な飲み友達。打ち上げではいつも最後まで付き合ってくれる。
 結局、朝方5時半まで飲む。

2004年11月27日土曜日

11/27(土)「リクオのハプニングディズ 」~鍵盤ナイト 下北沢440(Four forty) ◇出演:リクオ ゲスト:奥野真哉(ソウルフラワーユニオン)/HARCO/伊東ミキオ

寝つけず、朝方に寝床で田口ランディーのエッセイを読む。色々と感じることがあった。
 世界はギフトに溢れている。世界のハーモニーに加わること。自分が自分がという自意識が強すぎるから辛くなるのだ。今日1日気持ちを楽にしよう。心をオープンにして、今夜のライブを楽しみ、色んなものを受け取ろう。そうすれば必ず新しい出会いがあるはず。
 昼に目が覚めたら元気が出ていた。ベランダに出たら快晴で、空気が気持ちよかった。何度もゆっくりと深呼吸をした。鳥のさえずりが聴こえた。猫がにゃ~と鳴いた。

今日のライブは無理にテンションを上げず、気楽にお客と共演者との会話を楽しむようにする。いつも以上によく喋る。
 奥野君とはデビュー当時からの付き合いだけれど、音楽でこれだけ濃い会話をしたのは始めて。いいセッションができたと思う。「満月の夕」は、練習の成果が出た気がする。ライブの後に誉めてくれる人もいた。
 ハルコの歌には以前よりも、素直さや、歌に向かい合う気概、勇気を感じた。彼とセッションさせてもらった「愛されたいから」という曲は、かってのオザケ ンにも通じるゴスペル色の強い作品で、とても印象に残った。作詞はビッケさん。ハルコの歌に触れて、自分は「祈り」を感じる歌が好きなのだと再確認。
 代ちゃんとのセッションは約1年ぶり。ピアノとオルガンのみのセッションは始めて。代ちゃんのプレイは相変わらずパーカッシヴでファンキー。煽り煽ら れ、どんどん盛り上がって行く。打てば響きまくる感じ。とにかくオルガンという楽器をここまで愛して、理解している人を他に知らない。
 この日のミキオ君は自信に溢れていて頼もしかった。二人のセッションで客席は最大に盛り上がった。やはりこのやんちゃなグルーヴが、お客さんを弾けさせるのだろう。
 前日まで少し気持ちがダウンしていたのだが、色んな人から力をもらって、なんとか気持ちよく今日一日を終えることができた。

2004年11月25日木曜日

11/25(木)

 日中、27日のハプニングデイズに備えてソウルフラワーユニオンの名曲「満月の夕」を練習するも、ちっともうまく歌えない。まず、歌っていて息が続かな い。身体がだるい。集中力が続かない。先週のサンケイホールのライブで出し尽くしてしまった感じ。やるべきことはたくさんある。気持ちは焦るのだが、結局 一日気力が湧いてこなかった。
 丑三つ時にようやく気持ちが上向きになり、衣類の衣替えをやる。ごみを出すために外出したら、強い風がびゅーびゅーと吹いていた。風はそんなに冷たくなかった。階段に坐って、しばらく風に吹かれながら月を眺めていた。焦らず心を空にして無我になる時間が必要だと感じた。

2004年11月20日土曜日

11/20(土)FM802 HIRO T'S MORNING JAM presents 「Home Coming Live」

FM802のヘビーローテーション楽曲のコンピレーションCDが12月にリリースされるのを記念開催するスペシャルライブ。FM802を代表するDJ=ヒロ寺平さんを中心に、彼の番組ではおなじみのアーティスト達が集結。
一夜限りのコラボレーションライブを繰り広げます。
●出演:ヒロ寺平
 リクオ/我那覇美奈/東京60WATTS/馬場俊英/広沢タダシ
◎会場:大阪サンケイホール

 この日のイヴェントの前売りチケット1400枚は、即完状態だったそう。802パワ-恐るべし。802主催のイヴェント対する、お客さんと出演者の信頼は厚い。
 とにかくいいイヴェントだった。最高のシチュエーションの中で、自分は伸び伸びとパフォーマンスを楽しむことができた。ステージが広いのもいいなあと実感。出演者同士のセッションも楽しかった。
 802のイヴェントは、現場スタッフの、舞台に上がる人間に対するリスペクトと、音楽に対する熱い思いが、とてもよく伝わってくる。だから素敵な化学反 応が起きる。最高の舞台と、出会いの場を与えてくれた、スタッフの皆さんにはほんま感謝である。音楽やってて、よかったなと思う瞬間がこの日は何度もあっ た。
 打ち上げの時に、イヴェントのナビゲーターをつとめたDJのヒロTさんから「今日のリクオのライブを観て、オレはこれから君の音楽人生に突き合わせてもらうことを決意したよ」と言われる。嬉しいこと言うてくれはるわ。
★東京60WATTS のVOのタケシ君と楽屋で撮影。
★左がヒロT。右がこの企画を指揮した802の岩尾さん。
 
 

2004年11月19日金曜日

11/19(金)

 大阪に前乗り。南港にあるでっかいスタジオで出演者同士のセッション部分のリハーサル。
★右から美奈ちゃん、広沢くん、馬場くん、オレ。

2004年11月15日月曜日

11/15(月)

 今日も大阪に居残る。
 よく通っているバーのマスターに頼まれて、そのお店で一般告知はせずにライブをやる。カウンターだけの、立ち見をいれても、20人も入らない狭いお店である。気楽にライブを引き受けたのだが、ちょっとした事件が起きる。酔った客とライブ中にケンカしてしまったのだ。
 芸人として、もっとうまい立ち回り方があったと思うのだが、その時は頭に血が昇って、冷静でいられなかった。他のお客さんには申し訳なかった。酔っぱらいを追い出した後も1時間半ほど歌い続ける。

2004年11月14日日曜日

11/14(日)大阪市阿波座カフェ・マーサ 飛び入りゲスト/斎藤有太

 マーサでのライブはもう3回目。今回は、有太君が大阪に残って飛び入り参加してくれるので、エレピを2台用意してもらう。有太君の参加は、お客さんにもお店にも、いいプレゼントになった。
 この日も、有太君のプレイはアグレッシブで、有無をいわさぬグルーブを叩きだしていた。一緒にプレイしていると、鋭い刃物で切り込んでこられるような感じ。楽しさの中にも、常に緊張感が走り、プレイヤーとしての自分の技量やあり方に、否応無しに向き合わされる。
 「リクオダイニング」というタイトルが付けられたこの日のライブは、飲み食いしながら演奏を楽しむスタイル。この日のために用意されたマーサの特別メ ニューは食事もドリンクも好評だったようだ。メニューの中には、オレの曲にちなんだ「雨上がり」というカクテルもあって、オレも本番中に注文する。  この日は嬉しい再会があった。デビュ-前からお世話になっていた大阪十三にあるライブハウス、ファンダンゴの元ブッキングマネーシャーだったむうちゃん が久し振りに会いに来てくれたのだ。約6年ぶりの再会。
 ライブ中の途中で、立ち上がって踊りだすむうちゃんが見えた。客以上にスタッフが大騒ぎするファンダンゴの乗りを思い出した。むうちゃんは打ち上げにも 参加してくれたので、久し振りに色々と話しができた。彼女も苦労を積み重ねて来たらしいけれど、変わらず明るく、ファンキーな乗りのままでいれくれたのが 嬉しかった。この日はむうちゃん以外にも、ふくちゃん&こさぽん夫妻や、スタ-ト長田の金田真須美さん、松山から梶虎君が妹を連れて来てくれたりで、いろ んな知り合いが会いに来てくれた。
 有太君は意外によく飲む。この日も打ち上げで焼酎をロックで相当なハイピッチで飲み続けていた。彼はタバコも、コーヒーも、徹夜マージャンも大好き。み かけによらず体に悪いことを好きなのだ。一見さわやかそうなルックスや、最初の印象と実体の間にギャップがあるのが、彼の個性。その方が見かけ通りよりも 面白いしポップだと思う。ああ見えて有太くんは、結構硬派で男気がある。

2004年11月13日土曜日

11/13(土)リクオ、ヤンシー、斎藤有太at難波マザーホール


★この日は高級ホテルに泊まらせてもらいました。
 会場入りする前に、千日前界隈を久し振りに散歩する。大阪の土着な臭いがぷんぷんしてきて、嬉しくなる。
★黒門市場で撮影。口を広げてもらった魚の名前は「やから」だそうです。
 
 東京に続いて、ヤマハのシンセサイザー発売30周年記念イヴェントに参加。午後3時からライブがスタート。クレフィン・セッションということで、ステージにキーボードを3台並べて、演奏。
 前日のリハ-サルでは、音がなかなか落ち着かなかったこともあり、3人の演奏に力が入り過ぎていたので、本番前に、力を抜き、メリハリをつけ、テンポに 気をつけて演奏するよう、メンバ-同士で確認し合う。リハのときより、ずっと気持ちよく演奏できた。お客さんはいつもよりは大人しめだったが、席もうま り、皆それぞれ楽しんでくれているようだった。
 ライブには姉や地元の友達が観に来てくれた。ライブの後は、市内でよく通っている温泉につかり、地元の友達と飲む。
 
 

2004年11月12日金曜日

11/12(金)

 夜7時頃新大阪に到着して、有太くん、トッチーと一緒に地下鉄を乗り継ぎ難波へ向かう。ホテルにチェックインしてヤンシー&氏家さんと合流。ライブ会場のマザーホールで明日のライブのリハーサルを行った後、ヤマハ関係者の皆さんと会食。
 その後、深夜12時を過ぎてから、ヤンシー、有太くん、トッチー、氏家さんを連れて、阿波座にある知り合いのカフェ、マ-サへ行く。
 オレ達が店に到着すると、「ハッピーバースデイ」のBGMが流れて、ケーキが運ばれて来た。この日はヤンシーの誕生日。お店のスタッフがこの夜の為に、特別にケーキをこしらえてくれたのだ。ヤンシーも喜んでくれて、いい夜になった。
★誕生日ケーキとヤンシー。

2004年11月9日火曜日

11/9(火)郡山ラストワルツ

 ラストワルツは駅前のアーケード街にあるライブバー。1年振りに来たら、回りは風俗店が激増。キャッチの人達が大勢。ある意味で以前より賑わっている。
 今夜も丁寧に集中して演奏できた。お店のスタッフのまりちゃんから、歌がうまくなったと言われる。自分でも最近、歌が良くなっている自覚がある。
 親子で打ち上げに参加した人がいて、聞けば娘は18歳、お母さんはオレと同い年らしい。娘さんは小学生の頃からお母さんに連れられてオレのライブを観て いたそう。自分にも、これぐらいの年頃の娘がいて、おかしくないわけだ。なんてこった。オレは25歳ぐらいで自分の年齢が止まっている感覚があるので、実 際の年齢とのギャップがどんどんどん広がって行く。結婚して子供がいれば、もっと年相応の感覚になるのだろうか。
 この日も深夜まで打ち上げが続く。マスターの和泉さんは、かなり酔って上機嫌。打ち上げの後半で、いきなりヘルツのアルバムを大音量でかけはじめる。これが、すごくかっこよかった。へぇ~、オレっておもろいことやってたんやなあ、って感じ。
★ マスターの和泉さんと。
★打ち上げの宴もたけなわを過ぎた頃。酔いつぶれて眠る人も。
 

2004年11月8日月曜日

11/8(月)

 朝10時にチェックアウト。賢さんはじめ、地元の方が次々に駅までお土産を持って、見送りに来てくれる。なんていい人達。
 郡山に向かう途中、花巻で下車。駅前で自転車をレンタルして、宮沢賢治博物館へ行く。
 日が暮れて郡山到着。飲みに行かず大人しくホテルで過ごす。

2004年11月7日日曜日

11/7(日)岩手県 大槌  ショッピングセンター 「シーサイドタウンマスト」1階センターコート

しゅんの征子さんが運転する車で瀬川さん、歩ちゃんと一緒に大槌に移動。移動中は寝てしまうことが多いのだが、この日は紅葉の景色が素晴らしく、ずっと起きていた。
 三陸沖をツアーすることはほとんどなく、大槌は訪れるのも初。鉄工で有名な釜石に隣接する小さな町である。
★ 車移動中、お休み中の歩ちゃん。
 ★ ライブ開始。お客さんの顔がよく見えた。約1時間ステージ。こういう営業要素の強いライブでアンコールをもらえたのが嬉しかった。物販CDもよく売れた。

 打ち上げは、ジャズ喫茶クィーンで行われる。マスターの賢さんは、瀬川さんと古くからの付き合いで、この日のライブにも色々と尽力してくださったそう。 主催でもないのに、こうやって打ち上げまでセッティングしてもらい、ほんとうに感謝である。賢さんは、クィーンを40年も続けているそう。コンサートの企 画にも積極的で、岩手のジャズ関係者と協力して、カウントベイシー楽団のコンサートを大成功させたこともあるそう。とても60過ぎには見えないファンキー 親父。打ち上げに参加した地元の皆さんと話していて、なんで始めて来た町のショッピングセンターの無料ライブで、お客さんがあんなに、一生懸命聴いてくれ て、あんなにCDが売れたのかがわかった。打ち上げに集まった人達は皆本当に音楽好きで、今日もライブを楽しみにしてくれていたのだ。
 打ち上げで流れていたBGMは、マリア.マルダー、ジェームス.ブッカー、ドクター.ジョン、ニーナ.シモン等、あきらかにオレを意識した選曲。
 賢さん始め地元の皆さんには、さまざまな心配りで、本当に手厚くもてなしていただいた。感謝。


★ 地元の方から地酒をいただく。オレにプレゼントするために特製ラベルまで作ってくれる。

2004年11月6日土曜日

11/6(土)盛岡 紅茶の店しゅん with 橋本歩(チェロ)

 盛岡駅で歩ちゃんと合流。主催者の瀬川さんと一緒にタクシーでしゅんへ。まずは紅茶とシホンケーキをいただく。歩ちゃんは興味深げに店内を見渡していた。
 時間があるので、近くで蕎麦を食った後、散歩。クラムボンという喫茶店に入ってコーヒーを飲む。このお店のマスターは音楽好きで、友部正人さんや下田逸 郎さんのコンサートを企画している。店のドアを開けたら、右隣でマスターがコーヒーを煎っていた。店内にはいい香りが充満している。お店に壁には地元アー ティストの作品が展示されている。映画、音楽、芝居関係のフライヤーも色々と置かれている。サブカルチャーのにおいのするお店。ここで飲むコーヒーは最 高。
 盛岡の街は文化の香りがする。
★ 喫茶クラムボンで撮影。コーヒーを煎るマスター。
 今回の歩ちゃんの参加は主催者の瀬川さんのリクエスト。前回のしゅんライブはヴァイオリンの玉城亜弥ちゃんが参加したのだが、それが好評で、今回もぜひストリング奏者を、という話になったのだ。
 チェロという楽器がしゅんの雰囲気にとてもマッチしていた。歩ちゃんと1ステージで、これだけたくさんの曲をやったのは始めて。チェロが加わると、音のイメージがより色鮮やかで、エレガントになる。彼女とのセッションはインスピレーションが湧く。
  しゅんの征子さん、娘の亜弓さん、瀬川さんも今日の演奏を喜んでくれたよう。亜弓ちゃんからは今までで一番歌がよかったと言われる。
★ しゅんのピアノ。壁にはこの日のライブを告知するポスターが。
★ お店の壁にサインする歩ちゃん。真ん中あたりには、元ヘルツ現在ポラリスで活躍する坂田学君のサインが。

 
 

2004年11月5日金曜日

11/5(金)山形市フランクロイドライト

チェックアウトのとき、サンセットスタジオの早坂さんがホテルまで迎えに来てくれる。二人でJamに行って、コーヒーをいただきながら、片倉さんと雑談。 片倉さんは実に話好き。話し出したら止まらない。色々と面白い話が聞けたので、キーボードマガジンのコラムにJamのことを書こうと思う。
 山形市に向かう途中で、鰻屋さんへ連れて行ってもらう。上品で美味。
 今日のライブのオープニングを努めてくれたザ・スリー・ピース・オブ・コミュニケーションズは、今年の春、下北440での湯川トーベンさんのイヴェントで一度一緒になった。自分達のグルーヴと歌心を持ったバンド。そのうち人気者になるかも。
★ 演奏中のザ・スリー・ピース・オブ・コミュニケーションズ。
フランクの元のマスターで、去年大病を患い療養中のアキノリさんが、観に来てくれる。ふっくらとして、随分イメージが変わった。遊び人風のにおいが消えた。とにかく再会できてよかった。
 けちょんと、つげさんも来てくれる。
 この日はライブ中にカメラが2台入る。だからというわけでもないが、相当に集中力とインスピレーションが高まる。声も良く出る。昨日のライブの余韻がうまく作用したのかも。好調。

2004年11月4日木曜日

11/4(木)山形県川西町ライブスペースJam

 東京から東北新幹線に乗って赤湯駅で下車。そこから車で40分程走って、ようやく目的地の「ライブスペースJam」に到着。Jamは詰めてもキャパシティーが100席前後の小ホール。
 オーナーの片倉さんは、町で鉛筆工場を営む、話好きの実に元気な親父さん。Jamをオープンさせたのが10年前。それ以来、このスペースを地元の人達に広く開放するだけでなく、片倉さん自らがさまざまなアーティストを招いて、コンサートを企画してこられた。
 ホールのピアノはYAMAHAのG3。それ程高価なものではなく、比較的手に入れやすい機種と言える。しかし、JamにあるG3は特別である。
 その音色は繊細でまろやか、タッチは指に吸い付くような感触で、こちらの思いに実によく応えてくれる。自分はツア-中、あまりリハーサルに時間をかけな いのだが、この日は気持ち良さのあまり、時間を忘れて弾き続けてしまった。聞けば、片倉さんがこの日のライブの為に、調律師に細かく注文して、オレのピア ノ・スタイルに合わせた調整をしてくれたそうだ。
★ Jamのピアノ。横の花はダリア。
 このピアノの鳴りの良さは、ホールの響きとも大いに関係していた。反響が強過ぎず、デッドにもなり過ぎず、丁度良い柔らかい響き。しかも、ステージと客 席の音の響きや鳴りが変わらない。ホール全体に、実にまろやかに、心地良く、音がまわっていて、どの場所でも最高の響きを味わうことができる。とにかくこ のホールは片倉さんのこだわりが隅々まで行き届いていて、リハーサルの段階で、すっかり感心してしまった。
   ホールの隣は喫茶レストランになっていて、片倉さんの奥さんが仕切っておられる。ここの料理がまた素晴らしい。
 リハーサルの後、松茸のおにぎり、地元でとれる菊のお浸し(「もってのほか」という名の品種だそう)、そして林檎がたっぷり入って具だくさんのカレーライスを頂いた。地元でとれる素材が生きていて、どれもとても美味いしかった。
 お店のメニューの一つであるピザは、粉から練って、庭先にある窯で焼かれる。打ち上げの時に焼き立てのピザを、さまざまなトッピングで頂いた時には、思わず顔がほころんだ。
 ライブは飲食持ち込み自由。会場では開演前から、方々で酒が酌み交わされ、実に賑やかで和やかな雰囲気。客席は既にウェルカム状態。ライブはスタートから大いに盛り上がった。とにかく反応がよい。打てば響きまくる。客席との会話が楽しい。
 片倉さんは「お客さんそれぞれが自分でライブをコーディネイトしてゆくべきだ」との考えを持っていて、そういった空間作りを常に心掛けているそうだ。少し大袈裟かもしれないが、この日集まったお客さんには、「片倉イズム」がしっかりと浸透しているように思えた。
 打ち上げの途中から、地元の人達によるいつ終わるともしれないセッションが延々と続いた。その演奏に合わせて太極拳風の妖しい踊りを披露する女性も登場。皆が好きに楽しんでいる。  印象深い一日だった。
★Jam外観。手前右は片倉さん自作の月観台。
★ピザ窯の前で片倉さんと撮影。
 
 

2004年11月3日水曜日

11/3(水)

 ヤマハのシンセサイザー発売30周年を記念したイヴェントが六本木のオリベホールで開催され、クレイジーフィンガーズからオレとヤンシーがゲスト出演。 ヤマハのキーボードをステージに2台並べて約1時間のライブ演奏。最初、大人しかったお客さんも、最終的には大いに盛り上がる。
 大野さん、近藤さんはじめ、現場のヤマハスタッフの皆さんが、このイヴェントを楽しみながらやっている雰囲気が伝わってきたのがよかった。
 会場の後方には、ヤマハで発売されたキーボードが年代順に展示されていた。発売当時定価が700万円を超えたというGX-3や、当時としては画期的なポ リフォニックシンセサイザーだったCS01、FM音源を使い一世を風靡したDX7といった懐かしいキーボードが多数。オレはDX7のアルゴリズムっちゅう のが20年経った今だに理解できない。
★ CS1の前で。
★ ステージ後方のスクリーンに演奏場面がリアルタイムで映し出された。
イラクで人質になった香田さんが殺害される。今の時期にイラク入りした香田さんを批判する声も多いようだ。確かに無謀な行動である。しかし無謀であることは、若者の特権でもある。冒険には必ず危険が伴う。
 「世の中にはどうにもならないこと、理不尽なことがたくさんある」という
ことをあまり自覚できない世の中で、自分達は暮らしているのかもしれない。
 香田さんの死で、さらにはっきりしたことは、一部のイラク人、イスラム圏の人達にとってアメリカと協力体勢をとり、自衛隊をイラクに派遣している日本は、憎悪の対象であるということ。
 

2004年11月2日火曜日

11/2(火)

ヤンシーと道玄坂のヤマハで明日のライブのリハーサル。ヤンシーが車のエンストでリハに遅れる。彼が車のエンストでリハに遅れるのは、これで何と3度目。 バリ帰りのヤンシーは真っ黒に陽焼けてしていた。リハーサルスタジオに山崎君と亜弥ちゃんが顔を出す。シンバルを買いに来たとのこと。馬鹿話をしばらく。
 今日は自転車で渋谷まで来たのだが、帰り道で警察官に呼び止められ、口論になる。オレはなぜか、自転車に乗っていると、しょっちゅう、警官に呼び止めら れ、盗難確認をされるのだ。そんなにオレっていかがわしく見えるの?まったく不愉快。意地になって最後まで盗難確認を拒否する。そうしたら相手も諦めてし まった。一様、おまわりさんと和解して別れる。少し大人気なかったかも。

2004年11月1日月曜日

11/1(月)水戸 ソニック

 水戸に入る前に、ソニックのスタッフの弓ちゃん、あぶらすましのメンバーと待ち合せて、スパリゾート・ハワイアンに行く。あぶらすましの三ヶ田君と松崎君は前日の打ち上げで飲み過ぎ、二日酔いでふらふらの様子。
 ゆっくり湯につかり、フラダンスショーなどを観て楽しむ。ダンサーのお姉さん達の踊りはなかなかのもの。皆よく鍛えていて、スタイルがよく、腰のくびれがすばらしい。
★ ハワイアンズの前でポーズ。
★ ハワイアンズの中にある露天風呂。日本で一番広い露天風呂だそう。
★ ハワイアンズで昼夜2回行われるダンスショー。
すっかりくつろぎ、脱力した状態で水戸へ。
 水戸ソニックでのライブは始めて。地元のCHROMEHEARTSというバンドとokayanさんというギタリストがオープニングをつとめてくれる。CHROMEHEARTSのメンバーはまだ高校生だそう。自分の子供でもおかしくない年齢。
 客席前列にはCHROMEHEARTS目当てと思われる女子高生の一団が。オレのライブでは、あまり見かけない客層。演奏中は、その娘達にも受けている様子だったのに、ライブ半ばで席を立ち、帰ってしまった。なんで?そうだ、きっと門限があったに違いない。
 
 

2004年10月31日日曜日

10/31(日)いわき ソニック

いわきは意外に暖かかった。
 相変わらず駅前には女子高生がたむろしていて、皆素晴らしくなまっている。
 今回も地元バンド「あぶらすまし」がオープニングで演奏してくれる。
 彼らのステージの最後に参加して1曲セッションする。友部正人さんの影響も感じる、なかなかぐっとくるナンバー。
 明日はいよいよハワイアンだ!

2004年10月22日金曜日

10/22(木)帯広 ふた葉亭

 日中はビレッジヴァンガードの野口君と合って、飯を食いながら色々と話しする。
 ふた葉亭のアプライトピアノは、よく調律されていて弾きやすかった。
 今夜のライブも終始よく盛り上がった。常呂町で毎年ライブを企画してくれる浦西さんが、遠くから観に来てくれる。知床からは永田さんが地酒を持って来てくれた。まったくありがたい。
 浦西さんはライブの時から相当にお酒が回っている様子。あんなに酔った浦西さんは始めて見た。その原因を後で知る。泣くなられた砂川さんはジャンベの ワークショップで何度も常呂町に来られていて、浦西さんとの関わりが深かった。今日は砂川さんの御葬式があったので、浦西さんはいたたまれなくて、常呂か ら何時間もかけてオレのライブに足を運んでくれたのだそう。
 打ち上げで酔った浦西さんから「リクオは死なずに、やり続けてくれ」と言われる。歌い続けることを浦西さんに約束する。
 今日の打ち上げは、千葉さん夫妻の手作り料理。どの料理も美味しかった。ただ、せっかく生牡蠣をだしてもらったのに食べれなかったのが心残り。オレは今まで牡蠣で3回あたっているので、ツア-中は食べないことにしているのだ。ああ残念。
★ 食べれなかった生牡蠣。
★ ふた葉亭の千葉さん夫妻と。
 

2004年10月21日木曜日

10/21(水)

★ 帯広に移動する前に小樽駅構内にある回転寿司屋で、とろとうにを食べる。
 
 夕方4時頃帯広着。多分4年振り。夜は以前に帯広でライブをブッキングしてくれた長谷さん夫妻が、車でホテルまで迎えに来てくれて、明日のライブ会場であるふた葉亭に一緒に行く。
 長谷さん夫妻とは約4年ぶりの再会。ふた葉亭の千葉さん夫妻とは、初対面。千葉さんはキーボードマガジンでのコラム連載を読んだのがオレに興味を持つきっかけだったそう。
 長谷さんから、シンガーでありパーカッション奏者でもある砂川さんが亡くなられたことを知らされる。
 帯広の空は広く、星が美しい。夜は随分と冷えた。

2004年10月20日水曜日

10/20(水)小樽 すかんぽ

 芦別からバスで札幌まで。そこからJRで小樽へ。
★ 芦別のバス停留所の待ち合い室。
★ 札幌から小樽に向かうJRで撮影。
 毎回盛り上がる「すかんぽ」でのライブ。今夜もワイルドな気分で演れた。
 すかんぽの打ち上げは、オレもマスターのきんちゃんも毎回酔いどれ。
 酔って、厨房のCD棚を物色。好きな曲をかけまくる。
★ 打ち上げで出された「そい」の活け造り
★ マスターのきんちゃん。
 
 
 

2004年10月19日火曜日

10/19(火)芦別 ディラン

 旭川から芦別までバス移動。車内はがらがら。少し風邪気味。  
★ バスの中で撮影。

芦別は、かっては炭坑で栄えた街。今は人通りも少なく、西部映画のゴーストタウンのようなおもむき。この寂しさが、何とも言えず心地よかたりする。

★ 芦別の街角で見かけた山本リンダ歌謡ショーを宣伝するポスター。

 店入りする前に、知り合いがやってる「BAKU」という喫茶店にゆく。そこで始めて、札幌を中心にブームになっているスープカレーを食べる。美味しかった。その時にかかっていたウォ-レン・ジヴォンのラスト・アルバムがとてもよかった。
★ スープカレーとウォーレン・ジヴォンのアルバムジャケット。
ディランの忠さん美香子さんとは約1年8ヶ月振りの再会。ディランは数年前にアプライトピアノを購入した。その際。忠さんから、「リクオに弾いてもらうた めに買ったんだよ」と言われる。ブルースをやるのに、ぴったりのピアノ。この日の自分のピアノはかなりブルージィーだったに違いない。
★ ディランのピアノ。



 

 

2004年10月18日月曜日

10/18(日)

 今日はオフ。旭川に泊まる。日中は、らいるの理香子さんが、富良野、美瑛界隈を観光案内してくれる。
★ 大雪山国立公園にて。活火山の十勝岳から、もくもくと煙が上がってました。

 温泉の脱衣所にサングラスを忘れてきたことを、旭川のホテルに戻ってから気付く。急遽、駅前の通りでサングラスを物色。いいのが見つかる。
 夜は、オレも何度もツアーで回っている旭川のライブスポット、アーリータイムズで野狐禅と早川義夫さんのジョイントライブを観させてもらう。
 最初に早川さん登場。殆どMCはなく、ノンストップで曲が続く。どんどん引き込まれて行く。一遍の物語をみているようなライブ。濃縮120%の歌。笑え たり、泣けたり、考えさせられたり。客席は堅かった。みんな、もっと反応してもよいのに。早川さんは体全体で歌っている感じ。歌っているときの腰使いがひ わい。スケベ過ぎてやばい。いやらしさは美しさ。
 野狐禅も負けじと、ハイテンション。竹原君は声がよい。
 早川さんに誘っていただいて、打ち上げにもお邪魔する。色々と楽しい話ができた。
 早川さんはいまだに、もてたくてしょうがないのだが、内気で、なかなかきっかけをつくれないそうだ。50半ばを過ぎた今も、そういうことで悩んだりしながら歌を歌っている早川さんに親しみを感じる。このまま長生きしてほしいなあ。
 野狐禅の二人はとても仲が良い。これから増々ブレイクしてゆくんだろうな。
 今日も冷える。雪が降り出しそうな寒さ。 
★ ライブ後早川さんと撮影。
★ 野狐禅の二人と撮影。