2005年8月31日水曜日

8/31 (水)

桑名 FORUM
 朝まで飲んだのに、日中から結構元気。ウコン様のおかげなのか?河原町界隈を散歩してから、三重県桑名へ向かう。
 FORUMは元々、四日市にあったお店。桑名市に再オープンして1年。代表の平田くんの話を聞いていると、開店1年目は、色んな意味で大変だったそよう。
 お店は想像していたよりも広かった。普段は飲食店なのだが、ステージもしっかりとつくられていて、照明もあり、ミラーボールまで備え付けられている。これは、本番で回しとかなあかんでしょ。
 オープニングで演奏してくれたトモトリョータくんは、以前はジャガッツという名前でステージに上がっていて、FORUMが四日市に会った頃も、よくオープニングで演奏してもらっていたの。
 久し振りに観たトモトくんのステージは、以前よりも落ち着きや自信が感じられ、素直でピースな音楽を奏でるようになっていた。彼も29歳。今年の11月には結婚するそう。
 今日も声がよく出た。7月に突然声がでなくなったのは、何だったんだろう?もちろんミラーボールは本番で回りまくった。
アンコールではトモト君がピアニカとコーラスで参加して、「雨上がり」をセッション。ハモリも気持ちよくって、いいセッションだった。
 ライブの後もずっと店で飲み続ける。
 終始忙しく働き続けていた平田くんとお姉ちゃんのくみちゃんがようやく落ち着いて席についたのが、12時を回ってから。しかし、この二人結構飲みよるわ。気付けば、テーブルの上には、空のビール瓶がところ狭しと並んでいた。
 はっきり言って、平田くんは飲むと豹変する。酔うと、あんなことや、こんなことになる。まあ、その様はここでは書かずにおこう。
 オレは途中からソファで横になってしまったのだが、宴は長々と続いた。うとうととしていると、ときどき平田くんの奇声がオレの耳をつんざくのであった。
 で、朝の7時である。東京で打ち合わせがあるので、そのまま近鉄に乗って名古屋経由で東京に帰ることにする。
 平田君は泥酔して、聞き分けのない子供状態。しゃあないなあ。でも君は
30そこらで、こんだけの店を切り盛りして、ほんまえらいと思うわ。つらいことがあったら、オレに電話してこい。また
★FORUM外観。
★平田君をリハ中に撮影。
 

2005年8月30日火曜日

8/30 (火)

京都 CAFE INDEPENDANTS
「青色の音楽会」
出演:リクオ/勝野タカシ/薄花葉っぱ
 この日のイヴェントは、ザッハトルテのマネージメントもやっているまるちちゃんが企画してくれた。
 アンデパンダンは毎日新聞社跡の建物の地下にある、しゃれたカフェ。ライブもよくやってるし、CDレーベルまで運営している。近く、そのレーベルからポラリスを離れたばかりの坂田学君がソロ.アルバムを発表するそう。
 勝野タカシさんも薄花葉っぱも初共演。どちらも京都在住。京都は、自分達のペースで楽しみながら音楽を育んでゆく土壌のある街なんだということを、二組の演奏を聴いて、あらためて感じさせられた。
 自分がずっと京都に住み続けていたら、奏でる音楽もきっと今とは変わっていただろうな。
 長くお世話になっているライブハウス磔磔の水島さんが、ライブを観に来てくれる。薄花葉っぱのファンなんだそう。メンバ-4人の内3人は女性。なんだか大正時代の女学生のように、品が良くつてかわいらしい。
 アンデパンダンで飲んだ後、水島さんに誘われて次の店へ。カウンターに座って、お店の常連さんとも一緒に飲んだのだが、いあ~、楽しかったなあ。中でも、昔はジャズ喫茶をやっておられたという60を過ぎた親父さんとの会話が最高に楽しかった。
 飲んで語って歌って、調子に乗って朝まで。こんなつもりではなかったのだが、後悔はない!
 まるちゃん、サンキュー。これからもよろしく。ウエッコ、坂巻さん、遅くまで付き合ってくれてありがと。楽しかったよな。
★アンデパンダンの地下出入り口。
★薄花葉っぱのリハ中に撮影。

2005年8月28日日曜日

8/28 (日)

大阪西天満 チルコロ
 この日のライブはチルコロの岡本君とその友達の福井くんからの熱心な誘いで実現した。チルコロがライブを企画するのは始めてのことで、色々と不安もあったようなのだが、たくさんのお客さんが集まってくれて、ライブは多いに盛り上がった。大成功だったと思う。
  この日は客席とステージに仕切りがない状態で、お客さんがとても近く、それぞれの表情がよく見えた。演奏者の中には、お客さんの顔が見えると嫌だという人 もいるけれど、オレはお客さんの表情がみえた方がやりやすいし、演奏していて楽しい。皆の笑顔をみると自分も嬉しくなる。
 ライブには中学、高校時代の同級生のSが、同僚の社員を大勢つれて、観に来てくれる。多分17、8年振りの再会。いや~、あんまり変わってないなあ。元気そうでなにより。打ち上げにも参加してくれて、つもる話で盛り上がる。
 今日もホテルに戻ったらゆっくりと温泉につかる。
★左から岡本君、オレ、福井君。

2005年8月27日土曜日

8/27 (土)

兵庫県三田市三田音楽祭 水上のコンサート  Sound Shower Live‘05 会?場:青野ダム・水上ステージ
 姫路からJR尼崎駅で福知山線に乗り換えて、新三田へ。そこから車で約10分、車窓の景色は山と田んぼばっか。想像以上に田舎である。
  湖と言ってもいいぐらいにおおきな池の上につくられた、水上ステージでの野外ライブ.イヴェント。  天気もよく、絶好の野外イヴェント日和。自然に囲ま れた中での野外イヴェントは、観る方も演る方も、リラックスできて心地よい。日中は蝉が鳴き、日が暮れると秋の虫の声が一斉に鳴り響く中での演奏。しか し、よくお客さんが集まった。主催の方によると、約3千人の集客があったそう。
 オレの出番は日が暮れる6時半頃。ステージに上がると、自然のいい香りがして、吹く風が心地よく感じられた。呼吸が深くなって、いつもより声が響いてゆく感じ。
 すれていないお客さん達で、反応が素直でダイレクト。やはり数千人のお客さんの拍手と声援を受けるのは気持ちよい。ライブの後物販のCDが飛ぶように売れて、ソロアルバムは完売。
  自分のステージの後は、客席から他の出演者のパフォーマンスを楽しむ。夕方4時からはじまって夜10時まで、ロック、ポップス、ボザノヴァ、ヒップホッ プ、ブルース、ノコギリ、和太鼓など、驚くくらいバラエティーにとんだジャンルの音楽を楽しめるイヴェントだった。客層も、子供からお年寄りまで、普通の 野外イヴェントではありえない幅広さだった。
 はじめにきよしは相変わらずのマイペース。独特の間が気持ちよい。A-Show君のステージには叩き上げの人間にしかだせない味と骨太さを感じた。
 特に印象に残ったのが、スウィンギン.ヒップ.ホップを掲げる二人組、SOFFETのステージ。
 1曲目がベース、DJ、ピアノという聴いた事のないトリオ編成での演奏。
MCと歌とピアノを担当するYOYOくんのピアノ.プレイもなかなかのものだ。聞けば、10代の頃にニューヨークのバークレー音楽学院に留学していたのだとか。こういう奴がヒップホップをやる時代なんやなあ。
 ジャズのスイングのリズムでヒップホップをやるというもの面白い。元々ジャズはダンス.ミュージックだったのだ。そこに目を付けたセンスも素晴らしい。とにかく二人とも、歌演奏ともにリズム感が抜群。演奏技術も高い。しかも、まだ20代前半だそう。恐るべし。
 SOFFETとは楽屋も一緒だったこともあり、お互いにCDを交換する。一度、こういう人達にオレの曲をアレンジしてもらいたいな。
 今日から大阪の温泉付きホテルに連泊。ここの温泉は本当いいのだ。
★日中の会場風景
★ソッフェのライブで盛り上がってます。
 

2005年8月26日金曜日

8/26 (金)

姫路 ザ.バレル
 年1回恒例のバレル.ライブ。
 ここでの初ライブが多分97年。当時のマスター清水さんが、数年前に急死されて、いったんは閉店に追い込まれたのだが、地元の人達が清水さんの意志を継いで、お店を再オープン、またオレも呼んでくれるようになったのだ。
  バレルのお客さんはリピーターが多く、よく盛り上がる。開演前は「今夜はMCも少なめに、ちょいと渋めのライブにしようか」などと、考えたりしていたのだ が、ステージに上がると、お客さんに煽られて、いきなりスイッチがはいってしまい、前半はイケイケモードに。しかも、ようしゃべるオレ。ステージに上がる と、なんでこんな饒舌になるのか、自分でも不思議。
 ステージと打ち上げ以外では、実はオレってそんなしゃべりと違うよ。特に日中はテンション低いこと多いし。クレフィンやってても思うんやけど、普段はヤンシーや有太君の方が、オレよりよう喋ってるもんな。
 とか言いつつ今夜も打ち上げで、あることないことしゃべって盛り上がってるオレ。多重人格やね。
 黒田さん、コーゾーさん、マスター、スタッフの皆さん、今回もお世話になりました。

2005年8月25日木曜日

8/25 (木)

名古屋 スローブルース
 台風の影響で東京は豪雨。名古屋は曇り空。夏も終わりの気配。
 1月以来のスローブルース。名前の通りのブルースバー。ここでのライブは、お客さんがよく飲む。で、オレも飲む。前回は花粉症でライブ中に何度も鼻をかみながらのライブだったが、今日の体調はグッド。
 今回もラグタイムギターの名手であるカトウマサヒコ君がオープニングで弾き語りをやってくれる。彼のブルースはかわいらしくてほっこりする。
 今夜はお店の雰囲気に左右されてブルージィーな曲中心に選曲。
 ライブ中、前列のカウンターに座っていた女性の表情が固くて、なかなかくずれないのが少し気になる。しかしライブの途中で、その女性の腰が微妙に揺れているのに気づく。狙い通り。
 スローブルースでひとしきり飲んだ後、今池にあるライブハウス得三に場所を変えて飲む。得三代表の森田さんがテーブルに来て、飲み相手になってくれる。森田さんとはオレが学生時代からの付き合い。
 得三は毎日のライブ営業の後も、朝の5時まで飲み屋として営業しているから、他の場所でライブのあったミュージシャンも2次会で飲みに来たるする。オレみたいに森田さんを慕って顔を出す人も多い。
 森田さんは毎晩そういう人達を相手に飲み続けているわけで、そら体も壊すわな。仕事で飲んだ後の朝方、塩ラーメンを食べるという生活を続けてきた結果、森田さんは糖尿病を患ってしまった。一種の職業病である。
 食事制限で一時はげっそりとやせてしまったが、体調は随分回復したようだ。この日はかなり酔っぱらっていたが、大丈夫か?そういうオレも酔っぱらい。
 森田さんは名古屋という場所にしっかり根付いて、色んな人達に出会い、旅の人をもてなし続けている。こういう人のおかげで、自分が成り立っている。
★本番中のカトウ君。

2005年8月21日日曜日

8/21 (日)

 奄美大島でASIVIというライブハウスをやっている麓さんから誘われて、代々木オリンピックプラザ周辺で行われる奄美大島のライブ.イヴェント「夜ネ ヤ、島ンチュ、リスペクチュ!!」に足を運ぶ。出演者の中にはハシケン、朝崎郁恵さん、中孝介くん、サーモン&ガーリックなど馴染みの人が多数。
 会場では、10月の鶴川座のイヴェント「ROLLING SINGERS REVUE」に出演してくれるNUUちゃんに出会う。彼女は会場後方の階段にちょこんと一人でしゃがんでいた。少し浮世離れした印象。
 最近、彼女の歌を聴いて、あらためて歌は祈り、願いなんだなと感じた。天に届きそうな素晴らしい声の持ち主なのだ。
 イヴェントは想像以上にステージの流れに無駄がなく、テンポよく進んだ。次々と出演者が登場して、美味しいところだけをみせてもらっている感じ。オレは黒糖焼酎を飲みながら、楽しませてもらう。
 ポップスシンガーとしてデビューする中君は、以前よりワイルドな風貌に変身。彼が島唄以外のポップスを本格的に歌う姿をはじめてみたのだけれど、さまになっていた。声の説得力は抜群。最後に歌った「家路」という曲は、「売れるんちゃうか!」って思った。
  ホーンセクションが参加するフルバンド.スタイルで登場したハシケンのステージもバッチリだった。お客さんを完全につかんでいた。「オレをみろ!」ってい うオーラが、ハシケンからみなぎっていた。彼も「ROLLING SINGERS REVUE」に参加してくれるのだ。
 朝崎さんには、大げさではなく歌い出しの1秒でノックアウトされた。わけもわからず泣けた。悲しいとか、切ないとか、そういう一言では表現しきれない、感情がどっと押し寄せた。声の共鳴力がけたはずれなのだ。あらゆるところに通じ、響き渡ってゆく声である。
 満喫した。

2005年8月20日土曜日

8/20 (土)

埼玉県川越市 鶴川座創奏
鶴川座創奏 PRESENTS 『roots』vol 00
主演:友部正人/ リクオ /寺岡呼人
 いや~、川越は暑い。まだ夏やね。
 2度目の鶴川座。友部さんとは約2年振りの共演。呼人君とは、約15年前、彼がまだジュンスカイウォーカーズの一員だった頃、吉祥寺マンダラ2でのセッション.イヴェントで一緒になって以来の共演。偶然、そのときのセッションにも友部さんが参加していたのだ。
 呼人君は、ゆず等をてかげるプロデューサーとしての印象が強いけれど、去年あたりから、弾き語りスタイルで、全国のライブ.スポットを細かく回るような活動もはじめている。今回の再会はいいタイミングだったかもしれない。
 リハーサル前には、出演者、スタッフと一緒に、近くの有名な鰻屋で鰻重を食べる。なかなか美味しかった。川越は小江戸と呼ばれる観光地で、鶴川座の回りは蔵づくりの街並や、戦前に建てられた石造りの建物が残っていて、とても風情がある。
 友部さんも、呼人 君もはじめて来た川越の風情と、鶴川座の雰囲気がとても気に入った様子。この場所へは多分誰が来ても、感じるものがあると思う。

 ここからはちょっと告知です。
  10月に鶴川座との共同プロデュースでライブ.フェステイバルを企画しました(詳細はトップページで確認してください)。午後2時から開場して、8時終演 予定。西武新宿線で新宿から小一時間の距離だから、東京近郊からでも十分に日帰りできる距離です。遠くからの遠征も大歓迎です。
 お金をかけて媒 体を使った宣伝もなく、スポンサーもつけず、プレイガイドでの発券もない、草の根のネットワークを頼りにした、本当に手作りのイヴェントです。来てくれる 人達が、単なる観客ではなく、参加者になって、一緒にこの企画を盛り上げてくれたら、嬉しいです。これを読んでいる皆さんもこのイヴェントのことをぜひ、 知り合いに教えてあげて下さい。  
 10/8(土)9(日)は川越市鶴川座創奏で最高の2日間を一緒にコーディネートしましょう。
 つうわけで、皆さん、ほんまよろしくです。
 ではダイアリーに戻ります。


  友部さんはいつものようにマネージャーもつとめる奥さんのユミさんと一緒に来ていたのだけれど、オレとユミさんとの付き合いは友部さん以上に長い。かって ユミさんは、追っかけと言ってよいほど頻繁に、デビュー前のオレのライブに足を運んでくれていたのだ。オレと友部さんの出会いを橋渡ししてくれたのもユミ さんである。
 大阪育ちのユミさんは、とにかく口が立つというか、かなりの毒舌家でもある。でもそういった話も、リズム感とユーモアがあるから、楽しめてしまうのだ。
 ユミさんとは、会話がスウィングする。楽屋でオレとユミさんが、あることないことを話しているのを聞いていた友部さんが、笑いながら「リクオは調子のいい奴だなあ」と言った。友部さんとユミさんに会うと、嬉しくなって饒舌になってしまうのだ。
 ライブのトップバッターは呼人君。呼人君も40代が近付いているはずのに、おっさん臭さが希薄。若くて、スィートで、みずみずしい。いつまでも憧れ続ける青年のイメージ。
 呼人君が友部さんを招き入れて2曲セッション。その後友部さんのソロ.ステージ。最後は「遠来」と「一本道」。これ続けられたらやばいなあ。有無を言わさず、感情を揺さぶる演奏。
 友部さんに紹介されて、ステージへ。まず友部さんのオリジナル「密漁の夜」をセッション。この曲は12、3年前に発売された友部さんのデビュー20周年記念ライブ.アルバムにも収録されていて、オレがピアノで参加しているのだ。
 前日にそのテイクを久し振りに聴き直してみたら、オレのプレイがよくて、ちとびっくり。あれ、どうやって弾いてんの?過去の自分と勝負するような気持ち。
  色んな意味でセッションしがいのある曲だった。あの頃のプレイはできないかわりに、あの頃のオレにはできないプレイができたと思う。もう1曲、2人の共作 「カルヴァドスのりんご」をセッション。否応無しに盛り上がる曲である。煽られてシャウトする友部さんは、かっこいい。
 オレはこの日も場の流れと空気を感じながら、マイペースのパフォーマンス。とても集中力のあるお客さんだった。
 アンコールではディランの「I SHALL BE RELEASED」を3人でセッション。この曲はオレのアレンジで友部さんのアルバムに収録されていて、15年前の吉祥寺でも友部さん、呼人くんと一緒にセッションしたナンバーなのだ。
 いい夜だった。
 このライブを企画してくれた鶴川座の酒井くんや山口さんらの思いが、友部さん、呼人君にも、しったり伝わったようだ。
 酒井くん、山口さん、ダイスケ君、その他スタッフの皆さん、10月の「ROLLING SINGERS REVUE」ほんまよろしくね。鶴川座に出会えたこと、一緒にやってくれること、感謝してます。
★打ち上げの後、鶴川座の前で。左から呼人くん、友部さん、オレ。
★会場内にあった昔の日活映画の縦看板の前で。

2005年8月19日金曜日

8/19 (日)

 ハンバートハンバートの佐藤良成君に誘われて、彼がギターとヴァイオリンでサポートしている長谷川都さんというピアノ弾き語りのシンガーソングライターのライブを観に、南青山の月見ル君想フへ行く。
 始めて聴いた長谷川さんの声は美しかった。彼女の音楽はこれからきっと多くの人達に届いて行くだろう。あえて余計なことを言えばオレにとっては野性味が足りない。
 きっと自分は、知性と品性と野生を兼ね備えた音楽を求めているのだと思う。それは女性に対しても同じかもしれない。
  野生の欠如は、日本で活躍する若く才能のあるミュージシャンの多くに共通して感じることだ。いい感じやし、センスも抜群やけど、腰にこない、今ひとつ色気 がないという場合が多い。もっと自分の中の野生に向き合い、聖と俗をダイナミックに行き来するような音楽があってもいいと思うのだが。

2005年8月15日月曜日

8/15 (月)

白浜フォト3です。
★海沿いの温泉でくつろぐヤーサンふたり。迫力のもんもんでした。

2005年8月14日日曜日

2005年8月13日土曜日

8/13 (土) 南紀白浜旅行フォト

今年もお盆恒例の南紀白浜慰安旅行に、大阪の友達一家と一緒に行きました。
 それでは3日間の白浜PHOTを紹介します。
★海を眺める少年。千畳敷にて。

2005年8月5日金曜日

8/05 (金)

青山 月見ル君想フ 
出演:リクオ/橘いずみ/大森元気(残像カフェ)
 この日共演する橘いずみちゃんとは、お互いアマチュアの頃から の知り合い。彼女は学生時代に、大阪の某ライブハウスでアルバイトしていたことがあり、当時オレはそこのお店にレギュラーで出演していのだ。本当に笑顔の かわいらしい女の子で、当時はR&Bのカヴァーを歌ったりしていた。デビュー後、彼女がハードな歌詞のオリジナル曲をシリアスな表情で歌っているのを観た ときは、ちょっとびっくりした。
 彼女がデビューしてからは、同じ業界にいながら、ほとんど接点がなかった。2年前に「百歌」というイヴェントで 一緒になったことがあったのだが、そのときはコミュニケーション皆無のまますれ違ってしまい、残念に思っていた。だから人づてに、いずみちゃんがこの日の オレとの共演を楽しみにしているという話を聞いたときは嬉しかった。
 この日の再会はスムーズだった。きっとタイミングがよかった。久し振りに会って色々と話しをして、すぐに打ち解けた。昔話もした。よく笑った。彼女の笑顔は今もやはり魅力的だった。二十歳前後の頃の無邪気な笑顔に、気品や色気のようなものが加わっていた。
 本番が始まると、客席の2階につながる階段にしゃがみ込んで彼女のステージを観た。葛藤、哀しみ、願い、勇気。彼女が歌を通してずっと、自分自身と向かい合い続けてきた歴史を感じて圧倒された。
 色々ありながらオレもいずみちゃんも歌い続けてきた。これからも変わらずに変わり続けてゆくだろう。今日を生きる楽しさとばかばかしさと切なさを味わいながら、オレもいずみちゃんも増々若返ってゆくだろう。
  リハーサルの時に、この日のもう一人の共演者大森元気(残像カフェ)君のサポートでギターを弾く寺尾君という若者から声をかけられる。コール天というバン ドをやっているそう。彼は手に、オレのデビュー当時のアルバムを持っていた。デビュー当時のオレのライブによく足を運んでくれていたそうだ。
  「自分が音楽を始めたときの、そして続けるうえでの力、その何パーセントかを確実にリクオさんからいただきました。」そんな言葉を彼はオレに伝えてくれ た。ライブの後には「久し振りにライブを観させてもらったんですが、今のリクオさんが今までで一番素敵だと思いました。」なんてことを言ってくれる。素直 でいい奴だなあ。嬉しかったし、勇気づけられた。もちろん自分は褒められて伸びるタイプである。
 お店のブッキングマネージャーの今関君がこの日誕生日を迎えることを、ライブ前に他のスタッフから聴いていたので、アンコールのときに「ハッピーバースデー」をプレゼント。
 何度も一緒したことのあるドラマーの芳垣さんがぶらっとライブに遊びに来てくれた。これも多分4、5年ぶりの再会。
 再会は、続けてきた人間に対するご褒美のようなものかもしれない。
★打ち上げでも今関君の誕生日を祝いました。

2005年8月4日木曜日

8/04 (木)

 赤羽にあるKさんの事務所で11月発売予定のクレフィンのライブDVDの編集作業に立ち会う。今回の作品もオレとキョンさんの共同プロデュース。
  カメラを8台も使っていることもあり、今回の編集はかなり大変。予算はないのに、手間と時間が相当にかかる。でも、思い浮かんだアイデアを実現させてゆく のは、楽しくてやりがいがある。今回の作品は単なるライブの記録映像ではなく、映像作品としてかなり面白い物ができる予定。映像も面白いなあ。