2005年10月30日日曜日

10/30 (日)

午後3時から、来週からの九州ツアーに備えて、パーカッションの朝ちゃんと渋谷でリハーサル。朝ちゃんとツアーを回るのは初めて。楽しみ。
 リハ 後、渋谷でBIGINの上地等くんと偶然バッタリ。数人と一緒。キロロの二人の合同結構式に出た帰りだそう。合流して、少し飲むことにする。チェロのあや のさん、ヴァイオリンの今野くん、等くんの同郷で等君のところに居候している?君、ギタリストの?君というメンバー。
 チャリンコで来ていたこともあり、しばらく同席して帰るつもりが、等くんに強引に誘われて、次の店へ。
 連れて行かれた場所が、赤坂の某高級ホテル。そこで、出迎えてくれたのが、ソムリエのタサキシンヤさんとNさん。タサキさんとは初対面。オレは面識もなく名前も知らなかったのだけれど、日本で一番有名なソムリエさんなのだそう。
  ホテルの1回にある高級カラオケバーに招かれて、飲む。まず、シャンパン。次いで、赤ワイン。グラスでワインをころがす方法をタサキさんよりレクチャーし てもらう。ワインを空気になじませたところで一口。酸味が少なく、まろやか。ワインに詳しくないオレが飲んでも、すごく美味しく感じた。一体、いくらぐら いするんやろう?酔っぱらいにはもったいない味わいだが、遠慮なくじゃんじゃん飲ませてもらう。
 タサキさんとプロフェフェッショナル論のような話をした気がするのだが、飲み過ぎてあんまり覚えていない。
 赤坂を出て、また渋谷に戻りもう1件。
  始発が走る頃に、渋谷からチャリンコで帰る。酔って、気持ちよく走っていたら、後ろから警察官がチャリンコでついて来る。なんか面白くなってきてスピード 上げたら、向こうも本格的に追いかけて来て、追いつかれてしまう。「何で逃げるんですか?」と聞かれたので「何で追いかけるんですか?」と聞き返す。防犯 登録番号を確認したら解放してくれる。これからはチャリンコの酔っぱらい運転はしません。

2005年10月28日金曜日

10/28 (金)

 今日で3日間禁酒。疲れもとれた。たまっていた仕事をひとつづつこなしている。
 朝までかけてやっと1曲完成。「海の底」というタイトルにしようと思う。あまり売れそうにない曲。
 12月のレコーディングに向けて、あと数曲できればと思う。

2005年10月25日火曜日

10/25 (火)

午前8時には大阪のホテルを出て、東京へ戻る。車中爆睡。
 部屋に戻って荷物を置いて、すぐに散髪に出かける。
 しまった、火曜は美容院が休み。しかたなく初めての散髪屋に行く。ここが当たりだった。納得ゆく髪型に仕上げてくれる。
 一度部屋に戻って、ゆずのPV撮影に参加するために、またすぐ出でかける。
 ロケ現場は、閑静な住宅街にある一軒屋。ゆずの二人が仲間を集めてクリスマスホームパーティーを催すという設定。プロデューサーの寺岡呼人くんとのつながりで、オレが呼ばれた。
  この話がゆずのマネージャーさんから来た時は、少し迷った。ゆずのレコーディングには2度参加しているけれど、そんなに深い付き合いがあるわけでなないの で、なんでオレなのかなという気がしたのだが、呼人くんからの提案という話を聞いて、受けさせてもらうことにした。呼人くんも撮影に参加。
 こういう現場は必ずと言ってよいほど時間が押すし、とにかく待ち時間が長い。案の定、かなり時間が押して、待ち時間を持て余してしまった。呼人君や、ゆずの二人が気を使って話しかけてくれたりするのだけれど、やはりよその現場っていう感じがして、少し居心地が悪かった。
 ゆずの二人はほんとに気さく。岩沢くんは、人にプレッシャーを与えない。いつもマイペースな感じ。これだけ人気があって、ちやほやされたり、逆にプレッシャーをかけられたりする環境の中で、こういう雰囲気、ペースを維持するのは、それなりの人間力が必要だと思う。
 北川くんは、とにかく明るい。底抜けの笑顔はイメージのまま。自分の役割をよくわかっていて、常に現場を盛り上げようと、気を使っている。繰り返し撮り直される撮影にも毎回全力投球。ずっと笑顔。プロ根性を感じた。
 ゆずの二人は、自分達が回りに支えられて成り立っている事を、ちゃんと理解しているのだろう。
 いや~、長い撮影だった。もともと疲れがたまっていたので、くたくたになる。帰り際、北川くんから「今日はありがとうございました。今度は一緒にセツションして下さい」と言われる。気配りのできる人だ。感心した。
★撮影現場にて。左側が北川くん。右が呼人くん。

2005年10月24日月曜日

10/24 (月)

大阪RainDogs
「The little guitarman show」リクオ、キョン氏とも交流のある大阪を代表するギタリスト、カオリーニョ藤原氏主催による大セッション大会
ゲスト:Dr.kyOn/リクオ/mayU
 
 ライブ5連チャンの5日目。しんどい。連日のライブと飲酒で、体が悲鳴を上げている。
 開演時間になっても体調が戻らないので、焼酎を一杯。あらら不思議、なんか元気が出て来た。しかしこのパターンは危険やなあ。
  今日のライブの主催者、カオルちゃんとは自分が学生時代からの付き合い。オレが大阪に住んでいたころは、いつもサポートでギターを弾いてもらっていた。カ オルちゃんは随分前からカオリーニョ藤原と名乗るようになり、ボサノバと演歌を融合させた、演歌ボッサなる音楽を提唱したり、大阪人ならではの活動を続け る奇才である。とにかくカオルちゃんのギターは最高。この日もスケベなギターを弾きまくっていた。
 オレとキョンさんの出番は2部から。しかし、2部が始まった時点で、もう10時前。こういうセッションって、アドリブの部分が多くて、曲の長さも適当だから、乗って来るとソロも長くなるし、自然と演奏時間も長くなってしまうものなのだ。
 で、ライブが終ったのが、11時半頃。泣く泣く、途中で帰った人も結構いたようで、ちと申し訳なかった。
 疲れていてもステージに上がればスイッチがはいってしまうオレ。最後は、ハンドマイクで踊りながら歌ってました。
 キョンさんとは5日間通して一緒にステージに立ち、一緒に打ち上がった。お疲れさま。お互い、よう飲みましたな。
★出番前にライブの様子を2階から撮影。

2005年10月23日日曜日

10/23 (日)

ミナミホイール CRAZY FINGERS at大阪ビッグキャット
 ミナミホイールはFM802の主催で3日間に渡って大阪ミナミのエリアで行われるライブイヴェント。チケットを購入すれば、午後から大阪ミナミの各ライブスポットで行われているライブを、好きなだけ観歩くことができるというシステム。
 クレフィンが出演するビッグキャットは、アメリカ村にあるショッピングモール、ビッグステップのなかにある大バコのライブスポット。
 ライブ前にアメリカ村を少し散歩。若者がいっぱい。街中にノイズがあふれ、活気に満ちている。
 ビッグキャットは広い会場なので、クレフィン出演の時にガラ空きにならないかと心配していたのだけれど、ステージに出てみたら、オールスタンディングの人がぎっしり。入場制限が出る盛況振り。
 クレフィン初体験のお客さんも多かったと思うのだが、とにかくライブを観てもらえれば、こちらのもんである。
 クレフィンのやんちゃな部分をぐっと凝縮した感じで、約40分のステージをぶっ飛ばす。いや~、盛り上がった。いけるぞ、クレフィン。
 この日のライブ後はメンバーとは三々五々。
  オレは学っち(坂田学)のソロライブを観るために、阿波座のカフェ.マーサに行く。マーサはオレの学生時代からの親友であるK夫妻がやっているカフェで、 学君とヘルツをやっている頃は、ツアーで大阪に来る度によくK夫妻のマンションに泊めてもらっていたのだ。学君が初のソロツアーの記念すべき初日にマーサ を選んだのは、恩返しの意味もあったのかもしれない。
 いや~、行ってよかった。学君はドラムだけじじゃなく、ギター、ヴォーカル、エフェクト&映像の操作まで、まさに八面六臂の活躍振り。ミキサーにはあのダブマスターXがツアーに参加していて、音飛びまくりでほんま気持ちよかった。
 こういう音楽は音響系とでも呼ばれるのだろうか。ミニマルな展開が多いのだけれど、ライブ全体に流れというかストーリーのようなものが感じられて、ちっとも退屈しなかった。
 彼は基本的にドラム奏者なのだけれど、表現者としては、とてもリリカルな部分を持っている。その要素がステージによく反影されていた。ソロアーティストとしてのこれからが楽しみ。
 学君、ライブ成功おめでとう!
  ライブの後は、たまたま神戸で仕事があってライブに駆けつけた歩ちゃん、カメラマンのWちゃんと一緒に近くの居酒屋で、飲み食いしてから、打ち上げに参 加。ライブ中から飲み始めていたので、既にだいぶ出来上がった状態。途中、氏家さんも打ち上げに参加してきて、宴は増々たけなわ。Aちゃんは酔って、店内 を徘徊し始めるわ、Wちゃんは、なぜか泣き始めるわ、自分も含めてアホばっかり。ライブの関係者以上にオレ達が盛り上がっているのもどうかと思うが、楽し かったなあ。結局ホテルに戻ったのは午前5時頃。
★盛り上がるクレフィン.ライブ。
★酔っぱらいのオレ。
 

2005年10月22日土曜日

10/22 (土)

MIKIミュージックサロン心斎橋
『CRAZY FINGERS(リクオ&YANCY)がやってくるヤァーヤァーやんちゃなピアノマン in OSAKA』 帰ってきたクレフィン"All 88keys Stage Piano" セッションライブ&セミナー

 朝9時過ぎにロビーでキョンさんと待ち合わせ。キョンさんの目が充血していた。オレもひどい顔をしていたに違いない。
 この日のセッションライブ&セミナーで、ブルースピアノの歴史を語ってほしいという要請があったので、新幹線の中で、資料に目を通して予習する。う~ん、オレがこんな話をする日が来るとは。
 15時開演。
 ヤンシーと二人で2曲演奏した後、セミナートークに移る。しゃべりの部分が40分もあって、結構長く感じた。ヤンシーがいてくれたから、なんとか無難にこなすことができたけれど、話がかた苦しくなってくると、少し居心地が悪く感じた。
 セミナーをやってみて、自分もいろんなことを反芻し、確認することができたので、自身にとっても勉強になった。人に教えるっつうのは、自分も学ぶことだと実感。
 トークの後に三木楽器の生徒さん二人と、ブルースセッション。どちらも女性。やはり男性よりモチベーションが高まる。
 生徒さんの一人は前回のオレとヤンシーのセミナーライブを観て、入会したそう。こういう話を聞くと、やはり嬉しくなる。三木楽器さん、狙い通りじゃないですか。
 生徒さんとはシャッフルというリズムでセッションしたのだけれど、このリズムはプロでもニュアンスを出すのが、結構むずかしい。案の定、生徒さんも苦戦していたけれど、これがいい体験になったら嬉しい。
 セッションの後に質問コーナーがあり、その後にやっと後半のライブ演奏。こういうセミナートークが続いた後に、ライブっつうのも、気分の入れ替えが難しいのだけれど、キョンさんが後半から飛び入りしてくれて、助かった。お客さんにもいいプレゼントになったと思う。
 打ち上げは宮崎の地鶏を食べさせるお店に行く。そこがたまたまキョンさんの同級生が経営しているお店だった。おいしかったっす。
 一緒に打ち上がったヤマハのスタッフの中に、焼酎のロックをジョッキで、ビールみたいにぐいぐい飲んでいる人がいてびっくり。
 オレはツアー3日目にして早くも疲れがピークに達していて、打ち上げの席で、ウトウトと寝てしまう。でも目が覚めた後にもう一軒。キョンさん行きつけのバーに連れて行ってもらう。
 そこでミーターズのライブDVDを観る。いゃ~、ファンキー。キョンさん、ヤンシーと一緒に画面に釘付けになってしまう。ミーターズの演奏を観ながら、3人でクレフィンの次の作品のアイデアなど出し合う。実にクリエイティブな2次会だった。
★楽屋で携帯を使って馬券を買うキョン様。

2005年10月21日金曜日

10/21 (金)

豊橋 ハウスオブクレイジー
ゲスト/Dr.kyOn
 ゲストにも関わらず、キョンさんにはライブの最初から参加してもらう。ほとんどミニクレフィン状態。この日は二人でクレフィン的なことが、どこまでできるかをためしてみる狙いもあったのだ。うん、手応え有り。
 ハウスのマドンナ、マユミちゃんが明日誕生日だと聞いていたので、アンコールの時に、キョンさんとハッピーバースデーを演奏。マユミちゃんも、マスターの松崎さんも、今夜のライブをとても喜んでくれた。
 今度はクレフィン3人セットでハウスに来れたらいいなと思う。
 今夜もよく飲む。キョンさんもよく飲む。キョンさんがおいしいワインを飲みたいと言うので、もう1件。明日早いぞ~。知るか~!
★打ち上げ会場の居酒屋の前でキョンさんを撮影。

2005年10月20日木曜日

10/20 (木)

名古屋クラブダイアモンドホール
日本臓器移植ネットワーク presents ZIP-FM SPECIAL LIVE「SWINGING SESSION」
CRAZY FINGERSからrikuo、ドクターKYON、YANCYの3人をホスト役に迎え、女性ボーカリストが替わり替わり登場しステージを繰り広げます。
Guests:Leyona、SAKURA、首里フジコ、オレンジペコー、ジェイムスバンド(オープニングアクト)
Music Navigator:デイル&池山文
 今日からツアーライブ5連チャン。とにかく5日間、弾け続けるつもり。
  ミュージシャンにとって名古屋は鬼門で、盛り上げるのが難しいというのが定説になっているのだけれど、クレフィンに関しては当てはまらない。理由はわから んが、とにかく盛り上がるのだ。この日も立ち見でぎっしりのお客さんが、最初からクレフィンを熱く迎えてくれて、最後まで本当にいい感じでやらせてもらっ た。やっぱりスタンディングのライブは盛り上がるなあ。
 構成は前半と後半がクレフィンの3人による演奏、真ん中で、Leyona、首里フジコさ ん、SAKURAちゃんの3人の女性アーティストを迎え入れてのコラボレーション。リハーサル時間が短く(SAKURAちゃんにいたっては当日に初めて音 合わせする)、ステージ構成等に関して、事前に話がスムージに進まなかったりしたこともあって、本番前はちと不安もあったけれど、イベント全体を通してス ムーズに進行し、よく盛り上がったので、ほっとする。このイベントにクレフィンを呼んでくれたZIPの富田さんにはほんと感謝。
 どの女性シン ガーも素敵で、楽しくコラボできた。Leyonaとは何回も共演経験があったけれど、今回の共演で成長振りを見せつけられた。以前よりステージ上で解き放 たれていて、とにかく華がある。歌はうまいし、スタイルは相変わらず抜群で、歌っている姿がほんとさまになっていてかっこいい。ついつい見とれてしまっ た。
 歌っている女性シンガーの後ろ姿は色っぽい。役得でした。
★アンコール時にステージから撮影。

2005年10月14日金曜日

10/14 (金)

CRAZY FINGERS VS バンバンバザールat横浜サムズアップ
 サムズアップはアメリカンパブ風のライブハウス。ここは飲み食いしながらライブを楽しむスタイル。客席のどこからでもステージが観やすく、リラックスして、くだけた雰囲気の中でライブを楽しむことができる。こういう場所でのライブは大好き。
 おかげさんで満員御礼。
 最初にバンバンバザールが演奏。いい力の抜け具合。足し算ではなく、音を抜いてゆく引き算の演奏。これがなかなか出来ないものなのだ。ほんと気負いのない心地よいサウンド。乗せて、聴かせて、また乗せて。そら酒も進むわ。オレもコロナ片手にいい気分。
 クレフィンは、いつも以上に弾けたステージ。3人とも、この日のステージドリンクはコロナビール。
 クレフィンが影響を受けたピアノのスタイルは、元々酒場で育くまれたもの。こういう場所でのライブは、ルーツに帰るようなもの。すごくしっくりきたし、楽しかったあ。
 打ち上げではバンバンのメンバーとツアー話で盛り上がる。オレもバンバンも日本全国を回っていて、同じ店にもよくツアーで行っているのだ。
 バンバンのメンバーが、どこぞの街にすごい美女がいたと言うので、ぴんときたオレが、その子の名前はなんとかだろう?と聞き返す。そうそう、やっぱり知っているんだ、という話になって、宴はさらに盛り上がってゆくのだ。
★演奏の合間にコロナをぐいっと。

2005年10月11日火曜日

10/11 (月) 『ROLLNG SINGERS REVIEW』総括

 一つのイヴェントにこれほどまで深く関わって、力を入れたことはなかった。そろそろこういうことをやらんといかんかな、という気はしていたのだ。私生活 ではなるべく面倒なことを避けて生きてきたのだが、やはり楽しむためには、たまには面倒なことも引き受けないといけない。
 と書くと格好が良すぎる。まず単に、祭り事が好きなのだ。
  しかし、イベント.プロデュースがこんなに大変だとは思わんかった。出演者のブッキング、スタッフ集め、お金の計算、プロモーション、ステージの構成 etc.やるべき事、考える事がいっぱいだった。とても一人ではやりきれない。元々共同作業で進めることだから、関わってくれている人達に、もっと任せれ ばいいのに、最初はなかなかそれができなかった。
 鶴川座の酒井君やさっちゃんとはこまめに連絡を取り合ってはいたのだが、彼らの中でもオレに対する遠慮があったようで、厳しい現状を抱え込んだまま、なかなかオレに打ち明けられない日々が続いたこともあった。
  とにかく前売りがなかなか動かないのには参った。はっきり言って甘くみていた。鶴川座の素晴らしさ、川越という街の風情、出演者の素晴らしさ、イヴベント の独自性、ワクワク感がなかなか伝わらなかった。実際にまだ観てもらっていないものを、人に伝えることが、こんなに難しいとは思わなかった。
 イベント初日、当日チケットが伸びて、新しい席を用意しなきゃいけないくらいお客さんが来てくれたときは、ほんまほっとしたし、嬉しかったなあ。
  ダンボールで制作された『ROLLNG SINGERS REVIEW』のロゴ看板、出演者の名前が手書きされた掛け軸、畳に座布団の座席、会場内に出店 した駄菓子屋、ボランティア.スタッフが前日から仕込んだカレー(完売!)、会場入り口に出店したフリマ、たこ焼き屋etc.来てくれたお客さんには、こ のイベントの手作りの味わいが十分に伝わったと思う。
 当日、出演者のステージはなるべくすべて観るようにした。開演から終演まで、客席と舞台裏 を何回も何回も往復した。お客さん気分で客席でビール片手にステージを観ていたら、いきなり舞台から呼びだされて、急いでステージに走って行く、なんてこ ともあった。他の出演者も皆そんな感じでイベントをまるごと楽しんでくれていた。みなオープンマインドで、その場で起こるさまざまな化学反応を楽しんでく れているように見えた。
 地元のDJ,VJチームであるパラスキクルーの参加は、期待以上の効果をもたらしてくれた。特に映像と演奏のコラボレーションは新鮮だった。
 出演者同士のセッションを、このイベントの一つの売りにしたのは正解だった。楽屋裏でセッション曲が決まったり、ステージでいきなりセッション曲が決まるなんて場面もあった。予定外の出演者の飛び入りもあった。
 楽屋はリハーサルスタジオであり、出会いの場であり、宴会場でもあった。人と人がつながってゆく瞬間、音楽が生まれるレアな瞬間を、その場にいた人達と共有できたと思う。
 お客さんは観ているというよりは、参加してくれている感じだった。お客さんも化学反応に加わってくれた。いいリアクションをたくさんもらった。
 今年の5月に初めて鶴川座を訪れたとき、ここでなきゃできないこと、ここからでなきゃ生まれないことがあると直感した。その直感は間違いではなかった。
  川越は東京からみれば、辺境の地だ。当初、そんな場所でイベントをやることを危惧する声が、自分の耳にも多く入ってきた。実際開催にいたるまでの間に結構 苦労したこともあったし、興行として考えれば、大成功とは言えない。でも、失ったものは何もないように思える。たくさんのものを得る事ができたし、多くの 人達とそれらをシェアできたことが嬉しい。
 自分がやろうとしていることは、世界の中心で叫ぶことではなく、世界の片隅で楽しみまくることだと思う。そこから何かが生まれ、点と点が線につながり、広がって行けばいいなと思う。
 鶴川座代表の酒井君が打ち上げの席でオレにこう言った。
 「やっと始めることができました」
 そう、まだ始まったばっかりやね。 
 『ROLLNG SINGERS REVIEW』は終らないカーニバル。KEEP ONである。

 集まってくれたお客さん、出演者の皆さん、関わってくれたスタッフの皆さん、イベントに協力してくれた関係者の皆さんに、ほんま心から感謝します。ありがとう。最高の二日間でした。これからもよろしくです。
★開場前に鶴川座前で撮影。10/8
★打ち上げで山口洋、スタッフ達と記念撮影。オレ、既にかなり酔ってました。10/9
 

2005年10月9日日曜日

10/09 (日)

『ROLILNG SINGERS REVIEW』 ~21世紀のホーボー達の祭典~ produced byリクオ&鶴川座
場所:埼玉県川越市  鶴川座創奏 
☆出演者
アナム&マキ/イノトモ/コテツ&ヤンシー/コンドウトモヒロ(ex PEALOUT)/サンタラ/タカツキ/ムーニー/山口洋(HEAT WAVE)/リクオ/セイクリットバスとアフロ橘(ゴスペルクワイヤー)

 二日間、最高でした。
 また後日書きます。
 感謝。
★フリマを出店した井上さんと。
★アンコールの時に、ステージから撮影。

 

2005年10月8日土曜日

10/08 (土)

『ROLILNG SINGERS REVIEW』 ~21世紀のホーボー達の祭典~ produced byリクオ&鶴川座
場所:埼玉県川越市  鶴川座創奏 
☆出演者
有山じゅんじ/鈴木亜紀/東京60watts/NUU/ハシケン/ハンバートハンバート/広沢タダシ/リクオ /セイクリットバスとアフロ橘(ゴスペルクワイヤー)
 
 初日、無事終了。最高でした。
 また後日書きます。
★鶴川座の前で撮影。
★打ち上げも鶴川座で。大宴会になりました。

2005年10月7日金曜日

10/07 (金)

いよいよ明日から「ROLLING SINGERS REVIEW」。仕込みのために前日から川越え入り。
 ボランティア.スタッフを含めた10数人が鶴川座に集合。客席の設営、料理の仕込み、舞台回り、進行の打ち合わせ等やることが色々。夜中まで作業し続ける。
スタッフの中には、ここ数日寝る間をおしんで、準備に時間をさいてくれた人達もいたそうだ
 来てくれたお客さんには、このイヴェントの手作りの味わいが十分に伝わるだろう。
★出演者の名前を書き記したスタッフ手作りの掛け軸。
★駄菓子屋も出店します。
 

2005年10月3日月曜日

10/03 (月)

 今日も下北沢に行く。440で寺岡呼人君のライブ.イヴェント「呼人の部屋」を観る。
 呼人君の人柄が反影されたアットホームなイベントだった。呼人くんは、30代後半にしていまだに、少年っぽさ、みずみずしさ、青臭さを残している。そのせいか客層も若い。しかも女性ばかり。
 このイベントはライブに遊びにきた知り合いミュージシャンは皆、ステージに上がるルールがあるそうで、ゆずの岩沢くんらと共にオレもアンコールでステージに呼ばれ、またも飛び入り。これで下北沢で3日連続して飛び入りセッションに参加したことになる。
  なんと元憂歌団の花岡さんも大阪から遊びに来ていて、セッションに参加。花岡さんが在籍していた憂歌団は、自分が日本の中で最も好きだったバンドの一つ。 同じ関西出身ということもあり、自分のデビュー前から憂歌団のメンバーの皆さんからはよくしてもらい、さまざまなイヴェントでご一緒させてもらった。憂歌 団の演奏を何度も目の当たりにすることができたのは、自分にとって本当に大きな財産になっている。特に、花岡さんには学生時代からよくしてもらっていて、 互いにプロレス好きということもあり、何度もプロレス観戦に一緒させてもらった。
 憂歌団が活動を停止しているのは本当に残念なことだ。酔った勢いもあって、打ち上げで花岡さんに「憂歌団を再結成してください!」と言ってしまう。 
 岩沢くんから「一時、クレフィンのミラクルマンが運転中のヘビーローテーションでした。」と言われて、嬉しくなる。

2005年10月2日日曜日

10/02 (日)

今日も下北沢ラ.カーニャで「ROLLING SINGERS REVIEW」に参加してくれる有山じゅんじさんのライブを観る。で、またアンコールで飛び入り。ジョン.レノンの「OH MY LOVE」と有山さんのオリジナル「ウーララ」にピアノで参加。自分で言うのもなんだが、とてもいい演奏だった。
 オレ以外にもバンバンンバザールの福嶋君、きたはらいくちゃんが遊びに来ていて、それぞれ1曲づつ飛び入り。楽しい夜になった。
 お客さんは音楽を楽しみに来ているだけでなく、有山さんに会いに来てる感じ。有山じゅんじという人間が皆大好きなのだ。
  自分はカウンンターの奥に座ってライブを観ていたのだが、昨日といい今日といいい、カウンターの中で体を揺らしながら演奏を聴いているマスターの岩下さん の笑顔がとても印象に残った。ハンバートと有山さんのことが大好きで、心から音楽を楽しんでいるのが実によく伝わってきた。あの笑顔を見ていると自分も幸 せな気持ちになれた。
★楽しそうに演奏を聴くマスターの岩下さん。

2005年10月1日土曜日

10/01 (土)

 「ROLLING SINGERS REVIEW」に参加してくれるハンバートハンバートのワンマンライブ下北沢ラ.カーニャでを観る。
 ハン バートの演奏は本当に心地よい。音を味わい噛み締める余裕が感じられる。自分が20代の頃は、持て余した想いを伝えることに必死で、こんな余裕はなかった 気がする。やっている音楽は’70年代以前のアメリカン.ミュージックやアイリッシユ.トラッドの影響が強く、懐かしくさえ感じるものだけれど、音に向か う姿勢に新しさを感じる。暑苦しさや押し付けがましさが皆無で、肯定的な意味で品がある。
 彼らが30代40代になったらどんな表現者になっているのだろう。とにかく一生音を奏で続けて行く人達だと思う。
 アンコールで1曲飛び入りさせてもらいアコーディオンで「喪に服するとき」をセッション。