2007年4月30日月曜日

葛飾イベント

「なぎら健壱プレゼンツ 東京フォークジャンボリーFFA 7周年記念【フォークデイズ】スペシャル~第58章~」
場所:かつしかシンフォニーヒルズ(モーツァルトホール)【出演】なぎら健壱/まるで六分銭のように/大塚まさじ&永井よう/斎藤哲夫/よしだよしこ/リクオ/東京60WATTS/フォークジャンボリーズ
司会:坂崎幸之助
 本日も快晴。暑いくらい。青砥駅でこの日の同じ出演者である大塚まさじさんとばったり。会場まで一緒させてもらうまさじさんは京都の丹後半島に引っ越したそう。
 東京に住んでいても葛飾に来る機会はめったいない。せっかくなので、リハーサルの後に青砥駅界隈を散歩。これといって見所の見あたらない沿線の住宅街。昨日の代官山とは違い蕎麦屋を何軒も見つける。
 
 この日はホールにあるスタインウェイのフルコンのグランドピアノで弾き語り。やっぱ上等な音。いいとこのお嬢さんって感じ。
 ホールコンサートは声もピアノもよく響いて気持ちよい。小さなライブハウスで演るのとは、また違った気持ち良さ。
 千人キャパのホールが満席。年齢層はやはり高め。もう長く続いているイベントなので、リピーターのお客さんも多いようだ。
  ライブ後は物販コーナーでCD&DVDを買ってくれたお客さんにサイン。飛ぶように売れた。下町の土地柄のせいなのか、話しかけてくるお客さんが 多く、しかも語り口が「いいライブやるじゃねえか」「よかったからCD買ってやるよ」とか、やたら上から目線。まあ、親しみとか愛情を感じたので嫌な感じ ではなかった。
 自分のステージが終った後は、なるべく客席で諸先輩方のステージを観させてもようにする。なぎら健壱さんと坂崎幸之助さんによる フォークユニット「フォークジャンボリーズ」は放送禁止になったカヴァー曲中心の選曲。なぎらさんの演奏を生で聴いたのは初めて。意外に癖のない、よく通 る声。芸達者なお二人。楽しませていただきました。
 とても長いイベントだったので、会場にいる間に弁当を2個食べた。
 打ち上げはなし。ちと寂しい。で、また帰りの電車のプラットホームで60WATTSのメンバーに会って、同じ電車に乗車したら、オレの帰る方とは反対方向だった。まあ、ええか。

2007年4月29日日曜日

代官山ライブ

「moment SPRING SESSION 2007」 
場所:daikanyama 「晴れたら空に豆まいて」 03-5456-8880
〒150-0034 渋谷区代官山町20-20モンシェリー代官山B2
【出演アーティスト】伊藤銀次/リクオ/ザバダック/大谷レイブン/西本明/YANCY/塚元香名/他
【参加ミュージシャン】横内タケ/小野田清文/市田ユウキ/他
 この日は「セツナグルーヴ」の撮影と編集にも関わってくれた映像集団、momentによるライブイベントに参加。
 リハの後、本番まで時間があるので代官山をぶらつく。よく晴れて散歩日和。
 路上で広沢タダシ君とバッタリ。ステージ衣装を買いに来たとのこと。自分も何件かブティックを回ってT-シャツを1枚買う。
 途中、腹が減って来て、蕎麦屋を探して回ったのだけれど、代官山って蕎麦屋とか定食屋の類がほんと見あたらない。やっと1軒見つけて、天せいろを注文。美味かった。
 午後5時半から開演して、トリをつとめさせてもらう自分の出番が11時前。いや~、長いイベントだった。その間、飲まずにいた自分がえらい。
 長丁場のイベントに関わらずお客さんはよく盛り上がってくれた。最後はヤンシーと2人でクレフィンモードで弾ける。
 ドラム&パーカッション奏者の楠さんと久し振りに再会できたのが嬉しかった。歌心のある素敵なプレイヤーです。

2007年4月28日土曜日

エアプランツを観る

 オレのレコーディングやライブに参加してくれているチェロの歩ちゃんとヴァイオリンの阿部美緒が一緒にやっているインストバンド、エアプランツのライブを渋谷の7thFloorで観る。
 初めてライブを観たのだけれど期待以上の内容。心地よいアコースティックサウンド、時にスリリング、エンターテインメント性もあって、歌なしでも退屈しないいいライブだった。
 ライブの後は会場に来ていた龍之介と近くの回転寿しで腹ごしらえをしてから、打ち上げにも参加。人の打ち上げで飲みまくり、相当に酔う。いいライブだったから、打ち上げも盛り上がれた。

2007年4月27日金曜日

ハシケンとハンバート

 ハシケンから誘いを受けて、ハンバートハンバートがゲスト出演するハシケンのライブを下北440まで観に行く。
 表向きはハンバートのマイペース天然キャラが炸裂。ただマイペースにみせながらも、時おりその裏にある良成君の苛立ち、堅さのようなものも垣間見えた。それに対してハシケンが気遣っている感じ。融合できない場合は、対決した方が面白い。
 遊穂ちゃんの歌に色気のようなものが出て来ているのも興味深かった。自我を主張し始めた遊穂ちゃん、持て余した自我が垣間みえる良成君、ちょっと戸惑い気味のハシケン、ステージの上で、いろんな思いが交錯していて、興味深く面白かった。

2007年4月26日木曜日

再会グルーヴ

渋谷 BYG
【サポートミュージシャン】ベース:寺岡信芳(元The HERZ)/パーカッション:朝倉真司/ヴァイオリン:阿部美緒
 寺さんとの久し振りの共演、新しい編成でのステージ。とても楽しみにしていたライブ。いい夜になった。
  ライブ後は結構な反響があった。寺さんが加わることで、いつものレパートリーも随分とアレンジが変わった。観る側も相当に新鮮だったよう。頑固で辛口の BYG名物オーナー安本さんが、ライブ直後にオレのもとにやってきて「今日のお客さんはホントに喜んでいたよ」と伝えてくれる。この編成でのライブを続け れば、さらにいいグルーヴが生まれるだろう。
 この日の自分の歌声は、演奏からの刺激で、いつも以上に生き生きと躍動していた。自分の歌がこんなに変わるとは思わなかった。色んな刺激で、自分はまだまだ変れるんだと実感。
 阿部美緒がカルテット以外で自分のライブの参加したのは初めて。才能と可能性のあるプイレヤーであることを再認識。
 朝ちゃんは寺さんのベースに煽られて、いつもより熱いプレイ。2人は相性が良い。次のライブでは、さらにクールなグルーヴが増すだろう。
 寺さんと再会し、久々に共演できたことは自分にとって、大きい。ヘルツの活動停止から5年、お互いの変化と成長を実感出来た。特に、寺さんとの久し振りの共演によって、自分のリズムが変化したことをはっきりと感じた。
 今回、寺さんには限られた時間の中で、色々と無理をお願いした。プレイだけでなく、やわらかく受け入れ、理解しようとするその姿勢に対してもリスペクトと感謝の気持ちで一杯だ。
  ヘルツのもう一人のメンバーである学君との交流は今も続いているから、そんなに遠くない時期に同じステージに、オレ、寺さん、学君の3人がそろうこともあ るかもしれない。この日のBYGには、かってヘルツのライブによく足を運んでくれていて、寺さんが参加するからということで久し振りに観に来てくれたお客 さんもいた。少ないながらもヘルツの再結成を期待してくれている人もいるのかもしれない。けれど、今の時点でヘルツを再始動させたいとの思いはない。
  もし近いうちに3人が再び共演することがあるとしたら、それはあくまでもリクオというソロアーティストのサポートとして、寺さんと学君が参加してくれると いう形になるだろう。そのサウンドは、当然ヘルツとは違ったものになるはず。ヘルツでの体験はしっかりと3人の糧となっているけれど、歳月は流れ、3人は もうあの頃の3人ではない。それは、少なくともオレと寺さんと学君にとっは、寂しいことではない。
 経験を積み重ね、変化した3人がまた同じステージで再会することができ、心地よいグルーヴを共有することができれば素敵だと思う。そろそろそういうことが、大袈裟にではなく、さらっとできそうな時期のような気がする。
★開演直前。手前から、朝ちゃん、寺さん、オレ、阿部美緒。

2007年4月24日火曜日

コール&レスポンス日本一

秋田県能代市 クラブ「グレース」 
 この日も快晴。
 JR移動の車中、またもや寝過ごして、気付いた時は下車するはずの東能代駅を通り過ぎた後。仕方なく、次駅の八郎潟で下車して、各停に乗って能代へ引き返す。しかも、乗車チケットまで紛失していることに気付く。まったく。
 この日のライブの主催者のイッコーさんが、東能代駅まで迎えに来てくれていたのだけれど、ハット帽を被り、グラサンをはずし、髪の毛がかなり伸びたオレのルックスの変化に戸惑いの様子。
 イッコーさんは床屋さん。オレとは同世代で、付き合いはもう10年を超える。
  この日のライブ会場の「グレース」は先月にオープンしたばかりのクラブ(オネエさんがお酒ついでくれる方のクラブ)。ママのサチコさんは以前「虎」という クラブでママをやっていたのだが(そこでも2年前にライブをさせてもらった)、この度独立して「グレース」をオープンさせたのだ。和風の内装は落ち着きと 品があっていい感じ。
 前回に続いて、イッコーさんがギターを弾いて歌うブルースデュオ、T‘S -ROADがオープニングで演奏。イッコーさん、声がよく出てた。
 能代のライブはほんといつもよく盛り上がる。長年通い続けているからリピーターのお客さんも多い。コール&レスポンスの反応は、能代が日本一からもしれない。完全に参加型ライブ。
 去年の東北ツアーに参加して、一緒に能代まで来てくれたチェロの歩ちゃんの評判が非常に良くて、来年は歩ちゃんとパーカスの朝ちゃんも参加したホールコンサートを能代で企画したいとのこと。楽しみ。
 能代では「はかめく」は「はっかめぐ」という言い方になるそう。方言っておもしろいなあ。

2007年4月23日月曜日

弘前でオフ

弘前泊まり
 快晴。この日は弘前泊まりでオフ。
 昼間はSさん夫妻等に、うまい蕎麦を食べに連れて行ってもらう。その後は温泉。この流れは最高やね。市内から車で30分程の場所にある「アソベの森いわき荘」という温泉宿で、ゆっくり湯につかる。移動中に車中から観た岩木山は絶景だった。
 温泉の後は、弘前城観光。この時期、城内には出店がずらりと軒を並べていて、観光客と地元住民が入り交じり、人通りが多く実ににぎやか。ビールを飲みながら城内をぶらつく。
 まだつぼみの状態であっても、弘前城の桜並木は壮観だった。地元の人が、「弘前城の桜が一斉に咲き乱れたら気持ちが追いつかなくて不安定になる」と言っていたのも理解できる気がした。美し過ぎて危険。
 夜は美味いもん食って飲んだ。
★弘前城

2007年4月22日日曜日

はかめき弘前

青森県弘前市 萬燈籠
 午後1時に、前日のライブ会場のしゅんで待ち合わせ。瀬川さんらと蕎麦を食べに行ってから、R君の自家用車で弘前へ向う。カーラジオから流れてきたスモール.サークル.オブ.フレンズ、カーペンターズのサウンドが心地よかった。
 弘前は小雨もぱらつく生憎の天気。こちらの桜もまだつぼみ。
  「セツナグルーヴ」に収録した「はかめき」という曲のタイトルは、弘前の「はかめく」という方言を元にイメージした言葉である。「はかめく」とは胸がしめ つけられるくらいに切なく、狂おしくときめくような感情を表現した言葉だそう。去年の打ち上げで、萬燈籠の女主人のすみさんから、この方言の意味と、弘前 城の桜の美しさについて力説されたことがとても印象に残って、曲作りにつながった。すみさんは弘前城の向いに住んでいるそう。
「はかめく」は語尾が濁って「はかめぐ」にもなる。「はかはかする」という言い方もあるそう。
 弘前には「はかめく」よりももっと強い言葉で「じゃわめぐ」という方言もあるそうで、こちらはもう少し生理的な意味をさす言葉のようだ。
 弘前と明日のライブ地である能代の2カ所は、自分がツアーする中でも、ライブが最もよく盛り上がる地域。この日の萬燈籠ライブも相当な盛り上がり。お客さんと理想的なキャッチボール。

2007年4月21日土曜日

岩手県盛岡市 紅茶の店しゅん

 入り時間よりもかなり早くに盛岡駅に到着したので、迎えに来てくれたライブ主催者の瀬川さんと駅向いにあるマリオスという高層ビルの最上階のレストランに入り、野郎2人でパフェなど食べながら盛岡の街を見おろす。
 駅に到着した頃は小雨もぱらつく生憎の天気だったけれど、次第に雲間から光が差し込むようになり、実に見事な虹がかかり始める。得した気分。 今日は「雨上がり」を歌おう。
 盛岡は前日にやっと桜の開花宣言があったそうだけれど、車内から観た桜はまだつぼみばかり。
 しゅんに着いたらまず、カンターに座って紅茶をいただくのが楽しみ。ここの紅茶はホントに美味しい。あとカレーとシフォンケーキもおすすめ。しゅんのスタッフはオーナーの征子さん、娘の亜弓ちゃん始め全員が女性。
彼女達がつけているそろいのエプロンが、皆似合っていてかわいい。
 この日のライブでは、中盤からはMCをせずに、ミディアム、スローテンポの曲をしばらく続ける。肩の力が抜け、声がよく響く。いつもより無我に近い状態。いい集中ができると心が浄化される感じ。
 打ち上げで知り合った地元の人達が明日は自家用車で弘前まで送ってくれるとのこと。
 旅は道連れ、世は情け。
★マリオス最上階から見た虹。

2007年4月17日火曜日

久し振り寺さん

 26日の渋谷BYGライブに備え、渋谷でベースの寺さん(寺岡信芳)、パーカッションの朝ちゃん(朝倉真司)、ヴァイオリンの阿部美緒とリハーサル。
 寺さんと音合わせするのは3年以上振り。ブランクによる違和感は全くと言ってよい程なかった。あらためていいプレイヤーだなと再認識。ベースの音色は以前よりよくなっていた。
 朝ちゃんとの相性も、初音合わせとは思えない程良かった。2人ともオレの乗りを理解してくれいるのがありがたい。
 カフォンとベースという組み合わせは、初の試み。アコースティックバンドとして、とてもよいバランス。新鮮。
 新しい展開、新しいサウンド。26日が楽しみ。

2007年4月16日月曜日

トニージョーを観た!

 渋谷クアトロで26年振りに来日したトニー.ジョー.ホワイトのライブを観る。
 CDで聴くよりも呪術的なブルーズ。装飾や邪念のない音楽。この人は死ぬまでブルーズと一緒なんだなと。
  会場では昨日に続いてキョンさん、柴山さん、そしてオリジナルラブの田島くん、斉藤有太君等に会う。大学の同級生で、1、2回生のときに一緒にバンドを やっていたJとも会場でバッタリ。ライブの後はJと2人でBYGに行き、飲んで語り合う。Jと2人で飲むなんて、学生時代以来かも。
 多分お互いに10年前よりも話しやすくなったんだと思う。思い出話も色々と。BYGの隆太君の選曲が憎い。帰り際には、トム.ウェイツの「オール55」がかかる。学生時代にJがカヴァ-していた曲なのだ。

2007年4月15日日曜日

クレフィンパーティー

「CRAZY FINGERS PARTY Vol.10」
出演:CRAZY FINGERS(リクオ、Dr.kyOn、YANCY)
【ゲスト】たけお(大川たけし&杉浦琢雄 from 東京60WATTS)
 日曜の下北沢はいつにもまして人通りが多く、普段より道がせまく感じられた。通りにはオープンしたばかりの店が目立つ。下北の景色も変わって行く。特に日中の通りは、若者が占拠していて、活気があっていいな思う反面、少し居ずらい感じも。

 2ヶ月半振りのクレフィンライブ。なんかもっと久し振りのような感じ。その間色々あったということか。
 2月4日南青山「月見ル君想フ」でのクレフィンライブに東京60WATTSのたけし君がライブを観に来てくれて、ライブの後にお店での簡単な打ち上げに参加してくれたことが、この日のタケオのゲスト出演のきっかけになった。
 タケオの2人のつくる曲はなんだか懐かしくて、親しみを感じる。自分達の世代、その上の世代の音楽が、ニオイも含めて彼らに引き継がれている感じ。生活感の伝わる音楽性とアマチュアっぽさが残る佇まいは、無防備過ぎる気もするけれど、そこがよかったりもする。
 2人とも30を過ぎたそうだ。結構いってるんやな。自分が30の時は、あまりに売れなくて、仕事もなくて、大阪で煮詰まってたなあ。でも、あの煮詰まりと暇な時間がいい貯めになった気がする。今思えば贅沢な時間だった。
  この日のライブでお客さんも含めて、一番楽しんで開放されいたのは自分じゃないかと思う。最近、ソロの方では以前より落ち着いたライブが多かったけれど、 この日は思いっきりはしゃいだ。キョンさん、ヤンシーとも久し振りに再会したような新鮮さがあった。客席もステージもよく盛り上がった。
 ライブの後にスタッフから「今日のしゃべりは今までの中でも最高だった」と言われた。演奏のこともほめてね。

2007年4月8日日曜日

鰻をのがす

岐阜県関市 高橋商店
 松坂駅から近鉄電車に乗って名古屋へ。そこからJR高山本線で美濃太田まで行って、長良川本線に乗り換え、午後2時半頃に関口駅下車の予定が高山本線の電車の中で寝過ごしてしまい、気がつけば電車が美濃太田駅を出た直後。やってもうた。特急だから、下呂まで止まらない。
 あきらめて車内で読書。渓流沿いを走る車窓の景色が良い。桜も丁度見所。下呂の駅前ではお祭りの行列も観れた。
 関市に着いたのが、夕方5時頃。2時間半のロス。迷惑かけました。ライブの主催者のコーチャンから「ほんとはリハーサル前に鰻を食べてもらおうと思ってたんですよ」と言われる。あ~残念!
 関市でのライブももう7回目。この日はコーチャン&ヒロチャン夫妻が経営する居酒屋に機材を持ち込んでのライブ。馴染みのお客さんも多くて、最初からいい盛り上がり。
 昨夜とはうって変わり、お客さんに乗せられて、アッパーモードのライブ。最近、ステージでアルコールを注入するのは控えるようにしていたのだけれど、この日はビールをぐいっと。あ~、おいしい。
 打ち上げも高橋商店で。とにかく出てくる料理がどれもうまい。とくに感激したのが、夏野菜の南蛮漬け。
 気持ちよく酔って、色々としゃべったけれど、後半はあんまり覚えてない。
 皆、元気そうでよかった。
★下呂駅前にて
★打ち上げの料理。手前が夏野菜の南蛮漬け。

2007年4月7日土曜日

友と再会

松坂 MAXA(マクサ)
 約2年振り、リニューアル後初のマクサ。ブルースブラザーズの演奏が始まりそうなアメリカンパブ風のつくり。ステージも客席も広くなった。天井も高くなり以前より開放的になった。 
 ライブには、学生時代に一緒にバンドをやっていた外村が伊勢から家族で観に来てくれた。多分3年ぶりくらいの再会。一時期東京でローディーをしてくれていたせこちゃんも観に来てくれた。
  外村に大学で初めて出会ったその日に、彼の下宿に連れて行かれ、ニユーオーリンズ.ピアノの巨匠、ドクター.ジョンの「GUMBO」というアルバムを聴か された。そのままそのアルバムを借りて、自分の部屋でも繰り返し聴いた。その後、外村とは大学の濃密な4年間を一緒にバンドをやって過ごした。バンドのド ラマーは阿波座でマーサというカフェをやっている片平であある。
 外村は今、地元の伊勢でカップジュビーという喫茶店をやっていて、お店で定期的にライブの企画もしている。彼自身もシンガーソングライターとして時々、京都や名古屋近辺のお店で歌っている。6月にはヤンシーがカップジュビーとマーサでライブをやるそうだ。
 外村や片平等学生時代の音楽仲間との出会いがなかっから、自分人生はまた違ったものなっていただろう。
 当時を思い出そうとすると、いまだに感傷のコントロールがうまくとれない感じ。ちょっと前のことのようにも思うし、随分と時が経って、唖然としてしまうような感じもある。自分はまだ何かから卒業できてない感じ。
 そう言えば、いまだに単位が取れなくて卒業できない夢をみる。
 この日は比較的しっとりとしたライブになった。

2007年4月6日金曜日

ぼちぼちいこか

三重県桑名市 FORUM
 桑名は2年振りくらいかな。フォーラムのH君が桑名駅まで迎えに来てくれる。痩せて顔が小さくなっていた。話を聞くと、声は明るいのだけれど、ちょっとつらい時期のよう。
 店内でH君の様子をみていると、本当によく気付いて、よく動く。でもちと頑張り過ぎやなあ。H君は、力の抜き方がわからないと言う。まあすぐにできることと違うわなあ。
  ライブのオープニングでピアノの弾き語りを聴かせてくれた戸本亮太君と知り合ったのが、多分もう8年くらい前。彼も今や1児のパパである。曲もパフォーマ ンスも装飾が抜けて、随分素直になった感じ。「大人になるということは、今の自分自身を受け入れ、折り合いをつけながらも、目や耳を塞がずに、前向きに生 きてゆく方法を身につけることなのかもしれない」戸本君の演奏を聴きながらそんなことを思ったりした。
 フォーラムは元々四日市にあったお店で、 2年程前に桑名に引っ越して来たのだが、前のフォーラムに置いてあったグランドピアノは四日市に置きざりにされていた。最近、やっとそのピアノが桑名に運 ばれてきて、この日は客席の真ん中に置かれて、お客さんを囲むような形での演奏になった。
 四方を囲まれてのライブというのは、めずらしい。目線をどうするべきか戸惑うところもあったけれど、雰囲気はよかった。 
 「はかめき」という曲をリハで演奏していたら、H君がえらく気に入って、ぜひ本番でもやってほしいとのころだったので、アンコールで演奏。一人でこの曲を演奏したのは初めて。
  「はかめき」に素早く反応したH君の感性に、信頼感と同時に少し不安のようなものも感じた。「完璧な美しさの先にある死に対する憧れと畏れ」が自分にあの 歌を作らせたように思う。桜の美しさは危険だ。自分はこの時期になると心が不安定になりがちなのだが、H君もそうなのかもしれない。
 桜の美しさに惹かれながらも、同じ時期に桜よりもしぶとく咲き続け、桜よりも醜く朽ちてゆく木蓮の花に共感したりもする自分がいる。方向の違ういくつのも思いを併せ持ちながら、微妙なバランスを保って、なんとか面白おかしくやっていけたらと思う。
 しゃーないこともあるよ。ぼちぼち行こか。

2007年4月3日火曜日

富山 ラッコント(Ra ccont

ラッコントでのライブは初めて。去年閉店した高岡もみのきハウスのスタッフだった鷹屋さんに誘われて今回の出演が決まった。
 ラッコントは、通常のライブハウスよりも少しシックな気分で料理やお酒を味わいながら、落ち着いてライブを楽しめる大人の空間という感じ。
 ラッコントにはヤマハのグランドピアノがあって、まだ若い感じだけれど、いい鳴りをしていた。
 最近は富山に来れば山崎雄弘くんにオープニングをお願いすることが多い。みる度に声の迫力が増している感じ。地元での知名度もどんどん上がっているようだ。
 オレのライブを初めて観るお客さんも多かったのかな。新鮮なリアクション。擦れたところがなく、いい具合に掌に乗ってくれた。アンコールでは雄弘くんをサポートしたパーカッションのべんちゃんも加わり3人で2曲セッション。
 ライブ後に物販が飛ぶように売れた。
 大学軽音の先輩Eさん、岩瀬浜でアナザホリデーというカフェをやっているノーリー&タカG夫妻が観に来てくれて再会。
  新しい出会いもいくつか。富山で渋さ知らずやふちがみとふなとのライブを企画してきたという山下さんは、もっきりやの平賀さんの紹介。地元高岡で山口洋や 近藤智宏君のライブを企画しているという渡辺さんからは、1週間程前に、地元でオレのライブを企画したい旨の熱いメールを受け取っていた。ライブの度に回 収しているアンケートで、企画してほしいライブの第1位がオレだったそう。いい客層を集めてるなあ。また新しい繋がりが生まれそう。
 打ち上げで食べたホタルイカの天婦羅が美味しかったなあ。

2007年4月1日日曜日

金沢 もっきりや

 もっきりやには、音楽の 神様が住みついていると思う。音楽を愛する人達の想いが30年以上かけて蓄積され続け、今のもっきりやという空間が存在する。もっきりやで演奏すると、そ の場にいるお客さんだけでなく、時空を超えたさまざま想いとも共鳴することができるような気がする。
 この日はパフォーマンスをかなり押さえたステージになった。1曲1曲丁寧に歌うことを心掛けた。
★もっきりやのマスター、平賀さん。