2007年4月26日木曜日

再会グルーヴ

渋谷 BYG
【サポートミュージシャン】ベース:寺岡信芳(元The HERZ)/パーカッション:朝倉真司/ヴァイオリン:阿部美緒
 寺さんとの久し振りの共演、新しい編成でのステージ。とても楽しみにしていたライブ。いい夜になった。
  ライブ後は結構な反響があった。寺さんが加わることで、いつものレパートリーも随分とアレンジが変わった。観る側も相当に新鮮だったよう。頑固で辛口の BYG名物オーナー安本さんが、ライブ直後にオレのもとにやってきて「今日のお客さんはホントに喜んでいたよ」と伝えてくれる。この編成でのライブを続け れば、さらにいいグルーヴが生まれるだろう。
 この日の自分の歌声は、演奏からの刺激で、いつも以上に生き生きと躍動していた。自分の歌がこんなに変わるとは思わなかった。色んな刺激で、自分はまだまだ変れるんだと実感。
 阿部美緒がカルテット以外で自分のライブの参加したのは初めて。才能と可能性のあるプイレヤーであることを再認識。
 朝ちゃんは寺さんのベースに煽られて、いつもより熱いプレイ。2人は相性が良い。次のライブでは、さらにクールなグルーヴが増すだろう。
 寺さんと再会し、久々に共演できたことは自分にとって、大きい。ヘルツの活動停止から5年、お互いの変化と成長を実感出来た。特に、寺さんとの久し振りの共演によって、自分のリズムが変化したことをはっきりと感じた。
 今回、寺さんには限られた時間の中で、色々と無理をお願いした。プレイだけでなく、やわらかく受け入れ、理解しようとするその姿勢に対してもリスペクトと感謝の気持ちで一杯だ。
  ヘルツのもう一人のメンバーである学君との交流は今も続いているから、そんなに遠くない時期に同じステージに、オレ、寺さん、学君の3人がそろうこともあ るかもしれない。この日のBYGには、かってヘルツのライブによく足を運んでくれていて、寺さんが参加するからということで久し振りに観に来てくれたお客 さんもいた。少ないながらもヘルツの再結成を期待してくれている人もいるのかもしれない。けれど、今の時点でヘルツを再始動させたいとの思いはない。
  もし近いうちに3人が再び共演することがあるとしたら、それはあくまでもリクオというソロアーティストのサポートとして、寺さんと学君が参加してくれると いう形になるだろう。そのサウンドは、当然ヘルツとは違ったものになるはず。ヘルツでの体験はしっかりと3人の糧となっているけれど、歳月は流れ、3人は もうあの頃の3人ではない。それは、少なくともオレと寺さんと学君にとっは、寂しいことではない。
 経験を積み重ね、変化した3人がまた同じステージで再会することができ、心地よいグルーヴを共有することができれば素敵だと思う。そろそろそういうことが、大袈裟にではなく、さらっとできそうな時期のような気がする。
★開演直前。手前から、朝ちゃん、寺さん、オレ、阿部美緒。

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