2008年2月15日金曜日

生き血を吸ってやろう

南青山 AYOYAMA月見ル君想フ
出演:クリームチーズオブサン/砂場/リクオ/DialGroup
 この日の自分以外の出演者はおそらく皆20代。月見ルはこういう若手ミュージシャンとの共演イベントによく誘ってくれる。スケジュールの都合がつく限り、なるべく断らないようにしているのは、若い生き血を吸って自分が若返ってやろうとの魂胆があるからだ。
 自分は自分の年齢を自覚する一方で、これからどんどん若返って行くような気がしている。うん、実際そうなってるんとちゃうかなあ。
  ただ、若い人達と接していても、実は彼らからそれほど若者らしさ、若者の特権を感じていなかったりする。もっと生意気で、思い上がっていたり、突っ張って いてもいいんじゃないかと、正直物足りなさを感じてしまうことも多い。彼らから受け取るのものは、その人間が持つダイナミズムとか弾けた若さよりも、セン スであったり、空気感であったりする。そういうものを感じながら、自分は彼らや時代との共通言語を探っているのかもしれない。
 この日はお客さんが自分の掌の上に乗っかってくれた感覚。何か初めてのものを見るようなときめきが客席から伝わった。
 客席前方にえらい楽しんでくれている男性がいるなあと思っていたら、ボノボのドラマーの辻君だった。久し振りの再会。またどっかで共演したいね。
 ライブが終わったら他の出演者は早くに帰ってしまったので、お店のカウンターで月見ルの常連と思われる女性客と一緒に飲む。もとキャバクラ嬢、現在パチプロのお手伝いが仕事。話し好きのなかなかファンキーな姉ちゃんだった。

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