2008年3月23日日曜日

白石にて

白石市八幡町 カフェミルトン
~milton again 山口洋(HEAT WAVE)&リクオ~
 ミルトンのことは、以前から人づてに聞いていて、皆とてもいいお店だと言う。何度もライブをやっている山口洋も音楽の神様が降りてくる場所だと言う。
  去年の年末、山口と東北をツアーしたときに、ミルトンママが郡山といわきのライブをわざわざ観に来てくれた。いわきのライブの後はママにも打ち上げに参加 してくれて、アイリッシュパブスタイルの飲み屋に行き、皆で大騒ぎした。ママはとてもオープンで明るい人だった。素直な気持ちで人生を楽しもうとしている 感じが素敵だと思った。そのときに、大手術を直前に控えたKちゃんも一緒だった。若干20歳過ぎのKちゃんは、不安、葛藤、苦しみの中で、自分の置かれた 状況を受け入れ、感謝の気持ちを忘れず、この瞬間を存分に楽しもうとしているように見えた。そのとき自分は、また彼女と再会しなくちゃいけないという気持 ちになった。
 ミルトンでの2daysはKちゃんの退院復帰祝いの意味も込めて企画された。けれど、とても難しい手術であると聞いていたから、彼女が本当に復帰できるかどうかは、誰もわからなかった。つまり願いを込めて企画されたライブだったのだ。
 手術は無事成功し、その後のつらいリハビルを乗り越えて、Kちゃんは先日退院。ライブ当日、元気な姿でミルトンに現れてくれた。あとは、与えれた瞬間を皆で楽しむことである。
  ミルトンには初めて訪れたのに、そんな感じがあまりしなかった。自分が何かとゆるやかに繋がっているような心地よさを最初から感じてリラックスできた。初 めて会ったマスターは、どこかとぼけていて、力の抜き加減がいい塩梅。こういう人って、一緒にいて楽。山口が、お店に来たときからとてもくつろいでいる様 子なのも印象に残った。
 2日間のチケットはソールドアウト。お客さんは皆暖かく、会場にはエネルギーが充満していた。ミルトンが積み重ねて来た10数年の歴史が、こういう空間を育んだのだろう。
 自分や山口をミルトンにつなげてくれたMレコードのMさんは、腎臓結石を押して会場へやって来てくれた。郡山からはラストワルツのマスターとMちゃん、仙台からはお調子者のT、ディスクジョッキーのMさん等も来てくれた。いろんな人達がミルトンに集まって来た。
 新しい出会いあり、劇的な再会ありの、素敵な2日間だった。
 打ち上げの席で、自分が率先してバカをやって盛り上げるのも好きだけれど、この日のように楽しそうに盛り上がっているみんなを眺めているのも、いい感じ。
 また戻ってくる場所ができたなあ、と勝手に思っております。
 感謝。
 さあ、明日からまたレコーディング。





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