2008年4月16日水曜日

楽器ホール

山形県川西 ライブスペースJam
【サポート】橋本歩(チェロ)
 約2年振りのジャム。2年前に出したソロアルバム「セツナウタ」のレコーディングはこの場所でやらせてもらった。それは12月の豪雪の中で行われ、色んな意味で実に印象深いレコーディングになった。
 とにかく会場のどの場所にいても音の響きが素晴らしい。まるでホール自体が音を響かせる楽器のようなのだ。
 この日は、あえてピアノにマイクを立てず、生音で演奏した。それで十分会場の隅までよく鳴り響いてくれた。歩ちゃんのチェロもいつもに増して、まろやかで艶っぽい響き。
  この日はステージパフォーマンスや客席への煽りを押さえて、演奏ばかりに集中した。それでも本編の最後曲「アイノウタ」を終えた頃の会場の盛り上がりは最 高で、アンコールの拍手の中で、客席から「アイノウタ」のコーラスが再び始まりどんどんと大きくなっていった。お客さんのコーラスに迎えられてアンコール のステージに上がるなんてなかなかない。今、一番やりたい演奏ができた気がする。
 この日は地元だけでなく、遠方からもたくさんのお客さんが集まってくれたようだ。多分自分の音楽を知ってくれている人達の中で、ジャムという場所に興味を持った人が多かったのだろう。ちょっと他には見られない空間なのだ。
  飲食持ち込み自由のライブスペースというのは、自分の知る限りジャムくらい。オーナーの片倉さんは常々、「お客さんが受け身でライブを観るのではなく、ラ イブに参加して、自分達で楽しみをコーディネイトするべきだ」ということを語られているのだが、その片倉イズムが集まるお客さんにかなり浸透しているよう だ。
 打ち上げではジャムのテラスの石釜で焼かれたピザが皆に振る舞われる。これが、ホント美味しいのだ。
 また戻ってきます。




★Jamオーナー片倉さん所有の古屋敷を見学させてもらいました。

★開演前にテラスでピザ生地づくり。奥に見えるのがピザ釜。

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