2008年11月12日水曜日

AZUMIワールド堪能

横浜 Thumbs up
AZUMI レコ発ライブ
【ゲスト】リクオ/豊田道倫
 自分にとってAZUMIさんは特別な存在だ。これほどリアルに、何かに突き動かされるように表現する人を他に知らない。
 自分は人のライブを観て泣くことはまずないけれど、AZUMIさんのステージだけは涙腺がゆるんで困る。大げさかもしれないけれど、自分の魂の源がここにあるような感じがするのだ。
 こういう人が存在して、活動を続けてくれていることにとても勇気付けられる。原液のような表現だから、ポップミュージックとしてはなかなか成立しないかもしれないけれど、自分だけでなく、想いを持て余している多くの人達に必要な、届いてほしい音楽だ。
 その音楽性はブルースミュージックの枠を大きくはみだしているけれど、自分にとってAZUMI さんは最高のブルーズマンだ。
 この日のライブで一緒にゲスト出演したシンガーソングライターの豊田君は、AZUMI さんの今回のアルバムのプロデューサーである。彼はきっと素晴らしいリスナーでもあるのだろう。本人に直接「AZUMI さんをプロデュースしてくれてありがとう」と伝えた。
 AZUMI さんと豊田君は共通のニオイがする。他の人が切り捨ててゆく部分こそを大切にしている人達なのだろう。
 この日の自分はAZUMI ワールドの中で、ベストに近い集中力を発揮できたように思う。AZUMI さんとのセッションタイムは他とは比べようのない特別な時間だった。

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