2009年8月7日金曜日

全身全霊

福島県相馬市 石の蔵
 昨夜、大阪ライブの打ち上げの後、1人で知り合いが経営するバーに寄ったら、ブルース・スプリングスティーン&EストリートバンドのライブDVDが流れ ていた。2001年のライブだからスプリングスティーンは50歳を過ぎているはずだが、とにかく元気一杯、血湧き肉踊る最高のエンターテインメントショー だった。う~ん、ここまでやるのかと今更ながら圧倒された。一時は、暑苦しくて、古くさくも思えたスプリングスティーンの全身全霊のパフォーマンスが再び 新鮮に感じるられる今日この頃である。

 相馬でのライブは久し振りだった。会場の石の蔵は元々は米蔵なんだそう。鳴りのいいグランドピアノが常設されていて、館内の響きも気持ちよかった。ライブには幅広い世代のお客さんが集まった。この客層の幅広さは地方ならでは。
 最近の自分の表現は再びエモーショナルな方向に向かっている。力むのはよくないけれど、体全体でより肉体的に歌いたいという欲求が高まっている。そのせいもあって、ライブでの体力消耗が大きくなってる。
 この日も振り絞るように歌い、ふり幅広く演奏して、汗をたくさんかいた。ライブ直後は、充実感がある一方で、正直こういうステージを毎日続けるのはきついなとも感じた。しかし、打ち上げの頃には元気が戻って、楽しい宴。
 嬉しい再会、出会いがいくつもあった。病と正面向いて闘うKちゃんの笑顔、ダウン症の男の子との固い握手、引きこもりがちだという若者のときめいた表 情、ライブを主催してくれたEさんのバイタリティーと心遣い、いつもお世話になっているMさんとのさまざまな会話etc.それらすべてが自分に力を与えて くれた。ありがとう。そしてまた。

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