2010年1月23日土曜日

京都拾得に帰る

「音楽感謝Vol.9」
場所:coffee house京都 拾得 
【出演】リクオ/こじまいずみ(花*花)/杉瀬陽子
 「音楽感謝」というイベントに呼んでもらって、約2年振りに拾得へ帰る。大学に入って本格的に音楽活動を始めた当初から拾得にはほんとお世話になった。
 当時、拾得のアプライトピアノはステージ後方の壁側に据え置きされていたので、自分はいつもお客さんに背を向きながら演奏していた。そのせいで、背中で聴かせるのは今でも得意だと思う。
 久し振りに弾いた拾得のピアノは、以前よりも自分に馴染んでくれているようだった。ああ、こんなふうに弾けば良かったんだなと、今更ながら気付いた感じ。
 
 ライブは、客席にいた酔っぱらいのおっちゃんとオレの掛け合いが一つの見せ場になった。20数年前にも、拾得でこんな場面があったっけな。あの時の自分は状況と闘ってる気分だったけど、この日は状況を存分に楽しめた。
 理想的なライブ空間をコーディネイトできたという実感。久し振りに拾得のステージに立ってみて、自分はこの空間に育てられたのだなあということをしみじみと感じた。

 この日もピアノウーマン2人との共演だった。
 いずみちゃんのステージを観たのは久し振り。以前よりも腰が据わって大きくみえた。彼女のルーツであるゴスペル色が強く出たステージだった。
 陽子ちゃんはついにCDデビューが決まったそう。よかったね。期待してるよ。彼女の歌は心というよりも魂を揺さぶる感じ。

 拾得のマスターのテリーさん、奥さんのふうさんも、この日のライブと久し振りの再会をとても喜んでくれた。テリーさんから「『胸が痛いよ』が以前とは違う歌になっていてよかった」と言われたのが嬉しかった。


 ライブ後は観に来てくれた地元の古くからの仲間達と楽しく飲む。
 いい一日だった。

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