2010年3月31日水曜日

2日連続高松ー映画「アンヴィル」にやられる

高松市 dot.
 リハーサルの後、時間があったので近くの映画館で、ベテラン.ヘビメタ.バンドを追ったドキュメンタリー映画「アンヴィル~夢を諦めきれない男たち~」 を観る。いやまいった。思いっきり心を揺さぶられた。笑えて、泣けて、泣けて、笑えた。すごくリアルで、カタルシスも充分なエンターテイメント映画だっ た。DVDも出てるのでおすすめです。

 同じ街の違うお店で2日続けてライブをやるのはめずらしい。前日のRUFFHOUSEにはやさぐれた夜の世界のニオイがしたけれど、この日のdot. は、ちょっとこ洒落た感じのカフェ&バー。けれど、お客さんの乗りは結構くだけていて、よく盛り上がった。お店のスタッフの人達が楽しそうにしてくれてい るのも嬉しかったな。
 ライブ後も dot. に残って、お店のスタッフ、常連さん達と一緒に飲む。いろんなキャラが揃っていて楽しませてもらった。人生色々ありながらも、とにかく日々を楽しもうという姿勢で暮らしている人と話をしていると面白い。心が楽になる。

2010年3月30日火曜日

高松でワイルドモード

高松市 Bar RUFFHOUSE

 午後に知人の父親の訃報を聞く。いまだにこういう時にかける言葉というのが見つからない。

 徳島からJRで高松へ。

 自分は場に左右されやすいというか、割と率先して場に流される傾向にある。ある程度は、その場に身を委ねることで、自分のさまざまな面を引き出してもらうイメージ。
 RUFFHOUSEでのライブは2度目。この場所だと自分のワイルドな面がいつもより引き出される。これはマスターの今城くんのキャラの影響もあると思う。
 ライブ途中から飲み始め、ライブ後もRUFFHOUSEに残って飲み続け、日付が変わったあたりから今城君と2人でDJ対決を始めて朝方迄盛り上がり続ける。

 「人生は短編映画のようだ」がロニーレインの口癖だったそう。だから今を生きるということか。

 今城くんからは熱い話もたくさん聞かせてもらった。
 これからもよろしく。

2010年3月29日月曜日

徳島でオフ

 浅川夫妻宅に連泊させてもらい徳島でオフを過ごす。
 日中は自転車を借りて、街をぶらつく。まずは寅さんが寅屋とは別に昼間に営業しているうどん屋「直斗」まで自転車を走らせ、うどんをごちそうになり(美 味かった~)、食後、寅さんからいろんな話を聞かせてもらう。自分も付き合いのあった西岡恭蔵さんの話が特に印象に残った。恭蔵さんは死の直前まで寅さん のところに居候していのだそう。
 「直斗」を後にして、今度は眉山に向かいロープウェイで頂上まで昇って徳島市内を一望。絶景。眉山を下山した後は、温泉&サウナでゆっくり。
 夜は浅川夫妻と多

2010年3月28日日曜日

徳島市初ライブー縁はつながる

徳島市 寅屋 
【オープニングアクト】Frida
 和歌山市内の温泉&サウナで酒を抜いてから、和歌山港へ。フェリーに乗って2時間で徳島港着。
 大学時代の軽音楽部の仲間で、現在徳島在住の浅川夫妻が、港まで車で迎えに来てくれる。この日のライブ会場、寅屋を紹介してくれたのが浅川夫妻。長年ツアーを暮らしを続けているにも関わらず、自分が徳島市内でライブをやるのは初めて。 

 ライブ会場の寅屋には、自分が随分前から慣れ親しんできたニオイが染み付いていた。マスターの寅さんにも、どこかで出会ったことがあるような親近感を覚 えた。話を聞いてみると、随分昔に、あるイベントの打ち上げで同席させてもらっていたことが判明。
 寅屋では、つい先日、有山じゅんじさんがライブをやったばかりで、来月には石田長生さんのライブがあるそう。お世話になった先輩に挟まれる形でライブをさせてもらうことにも縁を感じた。
 寅さんが初めてライブイベントを企画したのが今から29年前で、高田渡さんのライブだったそう。それ以来、ずっと定期的に徳島でライブイベントを企画し続けているというから凄い。

 この日のライブのオープニングアクトは、浅川の奥さんのみきちゃんによるソロユニット、Frida。みきちゃんのピアノ弾き語りに夫の浅川もベースで参加しての夫婦デュオ演奏。
 Fridaとしての演奏を聴くのはこの日が初めてだった。瑞々しくて、透明感のある音楽。2人の音楽に対する愛情、どうしょうもない世界への愛おしさ、祈り、願い、それらがすっと自分の胸に入ってきた。「あかつき」という曲が特に印象に残った。
 演奏を聴きながら、2人が経てきたもの、積み重ねてきたものを想像した。「不幸は劇的で、幸せはすぐに見落としてしまう程さりげない」なぜかそんなことを思ってみたり。
 みきちゃんは、2年前、徳島県阿南市でのオレのライブに足を運んだことが一つのきっかけになって、音楽活動を再開したのだそう。

 自分のライブを終えた直後、寅さんからトイレの前に呼び出され「年内、秋までにもう一度演りに来てほしい」と言われる。来てよかったなと思った。

Frida myspace
http://www.myspace.com/tk0617

2010年3月27日土曜日

ローカル色と愛に溢れたイベント

和歌山市 オールドタイム 
http://www.first-take.co.jp/oldtime/
唄の市~我が心のOLDTIME~
【出演】リクオ/シューヘー/BOBBY松本/JAMA BAND

 「唄の市」はカメラマンの西岡さんが地元和歌山でこつこつと続けているライブイベントで、今回で20回目を数える。西岡さんは、この日のライブ会場であるオールドタイムで、オレのライブを18年前に観たことがきっかけでライブ通いを始めたそう。

 この日は実にバラエティーにとんだ出演者。長崎在住、絵本作家でもあるシューヘーさんの存在は、友部正人さんとのつながりなどで、90年代の始めから名前は伺っていたのだけれど、お会いするも、演奏を聴かせてもらうのも今回が初めてだった。
 編成はエレキギター&ボーカル担当のシューヘーさんとチェロ奏者の奥さんとのデュオ演奏。聴いてるうちに2人が描く世界観の深みにどんどんはまってゆく ような心地よさがあった。アンダーグランドのニオイが懐かしくも新鮮に感じられ、とてもいいロックンロールミュージックを聴かせてもらった気分。ある種の 感性を持っている人達には深く通じる音楽だと思う。こういう表現をキャッチし続ける人が、ずっといてほしいと心から願う。 
 JAMA BANDは地元和歌山を中心に活躍するR&B、ブルース色の濃いオヤジバンド。皆さん達者で味わいのある演奏。もう26年も続くバンドなのだそう。客席は大盛り上がりだった。
 その流れを受け継いでの自分のステージ。実に楽しく演奏させてもらった。
 最後はオールドタイムのマスター、ボビーさんが4曲弾き語り。オレもエンディングで再びステージに上がり「I shall be released」と「Nock on the heaven's door」をセッションして締め。
 ローカル色と愛に溢れたいいライブイベントだった。

2010年3月26日金曜日

長い付き合い

和歌山県田辺市 ウツボムーン
 ウツボムーンの為さんとは、自分がCDデビューする前からの付き合い。有山じゅんじさんに連れられて初めて田辺を訪れたときのライブ主催者が為さんだった。そのときの為さんは地方公務員。今は飲み屋のマスター。
 20年以上も自分の音楽活動を見守ってくれている人がいるというのは、ほんとありがたいことだ。
 この街に戻ってくると、初めて訪れた時のことが思い出されて、いつも懐かしい気持ちになる。街は、相変わらず時間の流れがゆったりしていて、ほっとす る。たまたま入った喫茶店で注文した料理が、ちっとも美味しくなかったのだけれど、それもまあいいかと許せてしまう。
 ゆるやかな繋がりを感じながらの心地よいライブ。
 何度でも戻って来たい街。

2010年3月25日木曜日

思いをいかに伝えるか

 下北沢でパーカッションの朝ちゃんとリハーサル。
 そうか朝ちゃんと音合わせするの今年初めてやったなあ。新曲も合わせてみる。うん、いい感じ。そうそうこの乗り。2人でもバンドって感じ。やっぱ楽しいなあ。


 言いにくいこと、傷つけてしまうことを敢えて相手に伝えるときは、いたわりとリスペクトの気持ちも同時に伝えるように。そうは思うのだけれど、なかなか難しい。
 そういう気持ちを持っていても伝わるかどうかは別。大前提に思いがあって、その次にその思いをいかに伝えるかが大切。とは言え、すぐには伝わらないこともある。
 自分も含めて人間は感情的な生き物だから仕方がない部分もある。性急にならず、誠実に向き合い続けるしかないんやろな。
 そういうことを考えながら夜を明かした。

2010年3月23日火曜日

ジュールズ最高!名演!名ホスト!

ブルーノートトーキョーにて、英国のピアニストにしてシンガー、元スクイーズのジュールズホランドのライブを、同じピアノマン、伊東ミキオ君と一緒に観る。

 ジュールズはBBCの人気音楽番組の司会を長年つとめていて、その番組ではゲストミュージシャンとジュールズとのセッション演奏が大きな見所になってい る。彼は自分のアルバムでも、ブルース、ブギウギ、スカなどに軸足を置きつつ、世代、ジャンルを超えてさまざまなミュージシャンとのコラボレーションを繰 り返していて、その活動スタンスは自分が目指すところに近い。

 オレとミッキーは前から2つめのテーブル、ジュールズが弾くピアノがすぐ目の前という絶好の位置に陣取った。身近な場所で飲みながら来日アーティストの音楽を楽しめるのがブルーノートの魅力。高いけど。
 ライブはホント最高だった!
 名演奏者としてだけでなく、名ホストとしてのジュールズの魅力も充分に伝わるステージ。ジュールズは、連れてきた演奏者それぞれの個性を実によく引き出していた。本人は常に全体を把握していて自分を見失うことがない。実にジェントルマン。
 バンドと3人の女性シンガーも素晴らしかった。特にリズム隊のグルーヴはばっっちり。ビートのハネ具合がホント心地よくて、聴いていてずっと身体が揺れっぱなしだった。
 トロンボーンはスカの大御所リコ.ロドリゲス!リコおじいさんも2曲歌ってくれたのだけれど、何とも言えない味わい深さ。いや~、会場の皆が幸せな気持ちになったなあ。
 演奏者に邪念がなく、音楽への愛、ピュアネスに溢れたステージだった。
 いい刺激をたくさんもらった。

2010年3月22日月曜日

水戸から大阪へ

梅田1丁目ダイヤモンドフェスタ Ume-1STAZE
FM802 ACCESS! LIVE FLASH!
【会場】大阪市梅田 サンクンガーデン(駅前第2ビル北側/ 野外ステージ)
【出演】リクオ/大橋トリオ/Rie fu

 水戸から上野を経由して大阪へ。なかなかの長時間移動。
 この日大阪では桜の開花宣言があったそう。早過ぎてまだぴんとこないなあ。
 ビル街の谷間にある野外スペースでのライブイベント。同じイベントに出演する大橋トリオ(ソロです)さんは最近CDを聴かせてもらって、気になっていた シンガーソングライターの一人。ジャズやフォークの要素がいい具合にポップミュージックとして昇華されていて、とにかくセンスがよい。 
 この日はサポートにもう一人ギタリストを加えてのステージ。力が抜けていて心にすっと入ってくる心地よいサウンドだった。
 自分の出番は最後。陽が暮れたらぐっと気温が下がった。お客さんの体が冷えているだろうと思って、前半はアッパーな曲で暖めてもらうことにした。これが功を奏したのか、ライブは予想を超えた盛り上がりに。場の空気を掴む快感、これもライブの醍醐味。
 イベント終了後は日帰りのため打ち上げもなしで新大阪へ。乗車時間までの1時間弱、駅構内の居酒屋でポニーキャニオン大阪担当のプロモーター、岩渕くんと2人で飲んで語り合う。
 今回のアルバム発売を通して、岩渕くん始めまた新しい出会いが色々。この縁を次につなげてゆくことができたらと思う。
 曲も書かないと。
 移動時間の長い1日やったなあ。

2010年3月21日日曜日

水戸の縁

 この日は数万人が集まる大規模なコミケが水戸で開催されるといことで、キャリーバックをひいた女性やオタクっぽい男性、コスプレした人達らで街は多いに賑わっていた。

 2年半前に水戸でライブをやらせてもらったときはお客さんがあまりにも少なくて、正直、当分の間この街に戻って来くことはないだろうと思った。ところが そのわずか半年後に、再び水戸でライブをやらせてもらうことになった。しかも今度は満席になった。ライブを主催してくれた甲斐君は、その半年前の水戸ライ ブの数少ないお客さんの一人だったのだ。
 この日の水戸ライブも甲斐くんの主催。今年はあらたなスタッフとしてナオキ君が加わった。普段は介護の仕事をしているそう。話をしてみて、彼が志と夢を持って仕事をしていることが伝わって、こちらも嬉しくなった。
 去年同様、グランドピアノの上には満開の桜が飾られていた。自分のオリジナル曲「はかめき」にインスパイアされた甲斐くんの演出である。
 去年に続いて客席は満席だった。客層はさまざま。年齢層も幅広かった。こういう客層、そして宴会のようなライブの盛り上がり方は地方ならではだと思う。都市部にはない身内意識がこういう開放的な乗りにつながるのだろう。
 まだライブマナーをよくわかっていないお客さんもいたけれど、甲斐くん、ナオキくん等が地元の人達とのネットワークを拡げながら、こういった音楽イベントを継続してゆけば、さらに素敵な場が生まれて行くと思う。

 打ち上げは野郎ばっかで、なんだかまじめな話が主になってしまったけれど、まあそれもありやね。

 水戸に呼んでくれて心から感謝してます。これからもよろしく。



ただこの日は、客席がよく盛り上がってくれるのはいいのだけれど、じっくりと歌を聴こうという集中力は低かった。ライブ後半は泥酔してライブマナーに欠け るお客さんも出てきた。宴会乗りのライブは得意な方だと思うけれど、この日は安易にそちらの方向に流れないよう心掛けた。

主催してくれた甲斐くん、ナオキ君にとっても課題の残るライブになったとのこと。その話を聞いて、次につながる1日になったんじゃないかと思った。

2010年3月16日火曜日

思いがけず恵比寿で

 東京で2つの打ち合わせを終えてから、恵比寿のとあるレストトランで開催された「高畠ワイン」の試飲会「たかはた倶楽部」に参加。
 参加者や会の内容をよく知らないまま会場入りしたら、そこには小室等さん、南桂孝さん、EPOさん、ブレッド&バターのお二人、国分弘子さん等先輩 ミュージシャンの方々が参加されていて、しかもステージがあって、グランドピアノまで用意されているではないか。
 タダ酒飲んで帰れるもんだと思っていたのが甘かった。参加したミュージシャンそれぞれが数曲演奏を披露してゆくのが、この会の恒例なのだそう。聞いてなかったけど、面白そ。
 皆の酔いが回り出したあたりで、司会のHさんの指名によって、それぞれの演奏が始まった。これが皆さんほんとに素晴らしいパフォーマンス。当然、オレの指名も回ってきて、なんと桂孝さんの目の前で「スローなブギにしてくれ」を歌わせてもらいました。
 会場に、桂孝さん、EPOさん、ブレッド&バターのお二人と、湘南で暮らす諸先輩が揃っていたのも不思議な縁を感じた。
 この夜は、さまざまな出会い、再会があって、思いがけずたくさんの贈り物をもらったような気分。
 EPOさん等と2次会、3次会と多いに盛り上がって、また朝帰り。

 高畠ワイン、とても美味しかったです。

2010年3月14日日曜日

中川五郎さんのこと

和久井光司プレゼンツ「DOWN TOWN HOOTENANNY vol.2」
【場所】浅草橋 ブンガジャン 
【出演】the BMW/リクオ/中川五郎

 この日は、ライターでもある和久井光司さんの企画するイベントに中川五郎さんとともに参加。

 自分達の世代にとっての五郎さんは、洋楽盤のライナーノーツや訳詞、音楽評論、翻訳家としての印象がどうしても強いのだけれど、今の五郎さんは現役バリバリのシンガーソングライターである。
 自分は五郎さんとは共演するよりも一緒にお酒を飲ませてもらった回数の方がずっと多い。ただ、あんなによく飲んでいるのに、どんな話をしたのかはあんまり思い出せない。五郎さんもそうかもしれない。いつも2人ともかなりの酔っぱらいなのだ。
 何を話したかは覚えていないけれど、五郎さんと一緒に飲ませてもらうと、心が軽くなるような感覚があっていつも楽しい。
 五郎さんって自身の情けない部分、恥ずかしい部分を自分でネタにできる人だと思う。自分の人生をネタにして笑い飛ばせたら最高だ。そのためにはナルシシズムを克服して、自分を客観視する能力が必要。それこそがホントの知性だと思う。
 五郎さんっておかしくって、しかも哀愁があるのだ。「ペーソスを含んだ笑い」って、最高の「笑い」だと思う。
 五郎さんの音楽って、普段の五郎さん以上に五郎さんらしい。もしかしたら五郎さんがデフォルメされたものが、五郎さんの音楽かもしれない。自身の資質をデフォルメして表現することができれば、それはきっとエンターテインメイントにつながる。
 五郎さんと一緒に飲むのも楽しいけれど、一緒に演奏するのもほんと楽しかった。
 ツイッターに五郎さんのことを「演奏する歓びと初期衝動に満ち溢れた60歳!」と書き込んだら、五郎さんから「リピドーだけは、フロイト的にもユング的にも、人一倍強いものを60歳まで持ち続けてます」との返事が帰ってきた。

2010年3月13日土曜日

江ノ島島内で撮影

午前中、「海さくら」が発行するフリーペーパーの撮影のため、チャリンコで江ノ島島内へ。
 週末で好天に恵まれ、島内は観光客で賑わっていた。

2010年3月12日金曜日

一息ついてます

 やっとスケジュールがゆるくなって、ここしばらく一息ついている感じ。
 ツアーから戻ってからは湘南公園海岸沿いをジョギングするのが日課。世の中はジョギングブームらしく、自分に回りにもジョギングにはまる人が急増している。そういう人達の走ることに対する気合いと、自分のそれとは比べようもない。
 自分の場合、距離を伸ばそうとか、もっと速く走ろうとか、大会に出ようとかいう目標を持ってストイックに取り組んでいるわけではなく、景色を眺め、波の 音を聴いて、潮のニオイをかぎ、風を感じながら、ゆっくりと無理のない程度に心地よく走ることで、コンディションを維持できればそれでいいというぐらいな のだ。多分、海沿いを走るのでなければ、毎日走る気にもならないと思う。
 以前はi-podを聴きながら走っていたのだけれど、随分前にやめてしまった。その方が五感が解放されて気持ちがよいと気付いたのだ。

 身体にいいこと悪いこと、どっちもやる生活、それでいいかなと。
 自分の今の暮らしには昼の世界と夜の世界がある。自然と人工の都会、聖と俗、どれも今の自分には必要な要素だ。

2010年3月7日日曜日

「We love shonan」出演

 FM横浜番組「We love shonan」に生出演して、スタジオで3曲弾き語る。
 今回の出演をブッキングしてくれたのは、ミュージシャンとして湘南を中心に活動するはっと。演奏者としてだけでなく、ラジオのパーソナリティーや、さま ざまなイベント企画もやっていて、地元の音楽活性化のため尽力している好漢。この日もランドマークタワーにあるスタジオまで同行してくれる。
 到着するまでの車中、既に放送中の出演予定番組を聴き続けていたのだけれど、選曲と曲の流れがとてもよかった。それぞれの曲への思い入れがこちらに伝わる感じ。
 この番組では、湘南にゆかりのあるミュージシャンによるスタジオライブが毎週生中継されている。こんなふうに地域密着で、音楽に対する愛がちゃんと伝わってくる番組があるなんて、嬉しくなってしまった。
 本日8日(月)ははっとがパーソナリティーをつとめるレディオ湘南の番組「湘南街角ミュージックパラダイス」に生出演。インターネットでも放送を聴けます。

2010年3月5日金曜日

清志郎さんイベントに参加ーてんこ盛りの一日

忌野清志郎デビュー40周年&ニューアルバム「BABY♯1」発売記念イベント
【場所】タワーレコード新宿店7F 03-5360-7811
【出演】志磨遼平(毛皮のマリーズ) /多和田えみ&リクオ/charlotte&rico(Merpeoples) /高橋ROCK ME BABY
 日中は虎ノ門まで出向き、FM仙台キー局の番組「風の散歩道」にゲスト出演。パーソナリティーはEPOさん。もう13年も続いている番組なのだそう。 80年代を風靡したEPOさんの歌声は、今も健在どころか、おそらくあの当時よりもっと豊かな表情をみせてくれている。その人柄は、こちらに緊張を強いる ことが全くなく、オープン。
 現在EPOさんは葉山在住。同じ湘南に暮らす者同士、会話は多いにはずんで、その勢いで収録後に5月の藤沢ライブの共演まで決まってしまった。

 夜は新宿タワーレコードで開催される清志郎さんイベントに多和田えみちゃんとのデュオで参加。
 えみちゃん側からRCサクセションの「スローバラード」を一緒に歌いたいと提案されたときは、少し気持ちがたじろいた。自分が公の場で清志郎さんの代表 曲を歌ったり、清志郎さんを語り過ぎることには、いまだに躊躇するというか自粛するような気持ちがある。清志郎さん追悼のライブイベントを仕切ってほしい という話をもらったときも、丁重に断らせてもらった。自分はほんの一時期一緒させてもらっただけで、もっと清志郎さんの近くに長くいて、清志郎さんを愛し 続けた人達がたくさんいるのだ。
 自分なりに逡巡して、結局一緒に「スローバラード」を歌わせてもらうことにしたのだが、色んな意味で自分にとってはとても難しい曲だった。
 今回、あらためてアルバム「シングルマン」に収録されている「スローバラード」を聴き直して、正直圧倒された。すごく迫ってくるものがあった。声はもち ろんだけど、あのリズムの取り方は真似できない。だから自分なりのリズム、グルーヴをつかまないといけないのだが、部屋で歌ってみてもそれがなかなかつか めない。前日はツアーから帰って唯一のオフを、まじめに練習にあてた。
 多和田えみちゃんとは昨年大阪のライブイベントで知り合った。日本に多く存在すると言われるR&Bディーバとは完全に一線を画する存在だと思 う。この感じはLeyona以来か。彼女の歌声は世代やジャンルを超えてゆく力がある。今回の共演でもそのことを痛感して、たくさんの刺激、勇気をもらっ た。ほんとこれからが楽しみな逸材だ。
 ソロで「胸が痛いよ」を歌った後に、えみちゃんと「スローバラード」をパートをわけて一緒に歌った。聴いてくれていた人達にどう伝わったかはわからない けれど、「胸が痛いよ」を集中して歌えた後だったので、その流れで、なんとか自分なりに歌えたかもしれない。
 
 結局終電を逃して、下北沢の馴染みのお店で始発まで飲む。3ヶ月振りに訪れたら、自分の知らない常連さん達がいて、彼らも始発まで一緒に飲みに付き合ってくれた。お店に新しいボトルを入れた。
 マスター、ありがと。また戻ってきます。
 
 てんこ盛りの一日やったなあ。

2010年3月1日月曜日

MOJO のアプライトと初対面

鹿児島市 Bar MOJO
 鹿児島は雨だった。それでも気温は20度。
 会場入りする前にMBCラジオの番組に生出演させてもらう。番組のパーソナリティーである植田さんは「リクオ&ピアノ」を何十回も聴き込んでくれていた そうで、この日のライブにも足を運んでくれた。植田さんは清志郎さんとも親交が深かったそうで、打ち合わせの合間に鹿児島での清志郎さんとの思い出を色々 と聞かせてもらう。
 
 1年7ヶ月振りに訪れたBar MOJO には以前はなかったアプライトピアノが置かれていた。それは、もうずっと以前からその場にあったかのように全く違和感なくMOJO の空間に収まっていた。出会いを心待ちにしてくれていたかのように、そのアプライトはこちらのプレイによく応えてくれた。
 また会いに来ないとね。
 
 1週間に渡る九州ツアーが終了。
 ツアーから戻ったら今度は新宿で清志郎さんイベント。多和田えみちゃんとの共演も楽しみ。