2010年5月23日日曜日

出会い、再会、愛情、リスペクトー友部正人トリビュートライブ

友部正人トリビュートライブ「ある日ぼくらは友部正人を見つけた」
場所:東京 下北沢 GARDEN  
出演者:遠藤ミチロウ、杉山章二丸、知久寿焼、原マスミ、ハンバートハンバート、バンバンバザール、峯田和伸、三宅伸治、森山直太朗、YO-KING、リクオ、友部正人(50音順)
 友部正人さんの還暦を祝ったトリビュートライブに参加させてもらった。最高の夜だった。
 友部さんとの付き合いは自分がデビューする前からだから、もう20年を超える。友部さんに出会わなければ、自分の音楽は今とは少し違ったものになっていたかもしれない。
 近年の友部さんは、佇まいが前よりも大らかで、笑顔が無邪気になったように思う。ステージを観ていても、以前よりも友部さんのときめき、開放感がよりス トレートにこちらに伝わってくるようになった。こういう友部さんの変化が自分にはとても頼もしく思えるし、年をとることは悪い事ではないのだと教えても らっている気がする。そして、あのぶれない、擦れない姿勢は以前とちっとも変わらない。
 この20年の間、たくさんの刺激と勇気をもらってきたけれど、友部さんはいまだにとても魅力的な存在だ。そんな友部さんに今でも最大の刺激を与え続けているのは、奥さんのユミさんではないかと思う。

 楽屋はまるで友部学校の同窓会のような雰囲気だった。出演者の中には、YO-KING、知久くん、ミチロウさん等随分とご無沙汰していた人も多かったけ れど、会えばすぐに以前と同じフィーリングを共有できた気がした。お互い元気に笑顔で再会できたことがホント嬉しかった。
 本番が始まったら出演者のほとんどは、自分の出番以外は楽屋のモニターか舞台袖で、ステージの演奏に耳を傾けていた。出演者それぞれが友部さんの楽曲を 含む2曲を順番に演奏していったのだけれど、どの演奏も印象に残る素晴らしいものだった。自分はチェロの橋本歩ちゃんと2人で友部さんとの共作である「カ ルヴァドスのりんご」と友部さん訳詞によるボブ.ディランの「アイ.シャル.ビー.リリースト」の2曲を演奏。
 友部さんがソロで歌った後に、最後に出演者全員で友部さんの曲を3曲セッション。特に「僕は君を探しに来たんだ」は盛り上がったなあ。サビの部分を出演者、お客さん皆で大合唱した時はすごい高揚感だった。
 この空間にいられることがとてもとても幸せだと感じた。出会い、再会、愛情、リスペクトに満ち満ちた素晴らしいイベントだった。
 友部さん、還暦おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。

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