2010年7月17日土曜日

海さくらセッション

UMISAKURA MUSIC FESTIVAL 2010 プレLIVE~セツナグルーヴ2010~
場所:神奈川県藤沢市片瀬海岸 虎丸座 
【出演アーティスト】
☆リクオ【ゲスト】小坂忠/山口洋(HEATWAVE)
【サポート】寺岡信芳(ベース)/朝倉真司(パーカッション)
 この2ヶ月間、色んな人達と合奏を繰り返した。自分のレパートリーではない曲をたくさん演奏した。どのセッションも大体自分の仕切りで行われた。随分と時間を費やしたなあと思う。
 最近、近い人から「なんでそんなにライブでセッションとかコラボばっかりやってるのか?完成されたソロステージをやっていればいいんじゃないか?」というようなことを言われた。そう言われて、自分でもなぜなんだろうと考えてみた。
 理由は一つじゃないけれど、あの一期一会の感覚、緊張感が好きなんだと思う。セッションは決めごとが少ない分、展開が読めないスリリングさがある。相手の音にすぐに反応しなきゃいけないから、いつも以上に耳が敏感になる。
 この緊張感がいい出会いを生むのだ。その出会いは他者との出会いだけでなく、新しい自分自身との出会いも含んでいる。最高のセッションは、自分の限界とあらたな可能性の両方を実感させてくれる。
 この日が、まさにそんな感じだった。忠さん、ヒロシ、寺さん、朝ちゃんとのセッションで、普段は使わない力を引き出してもらったような気がする。
 この日の本番は、リハーサルとは随分違う演奏、アレンジになった。出演者の皆が、ステージ上で多いにインスパイアされ、互いに触発し合った。とにかく自分のイメージを形にしながら皆と共鳴し合うことに集中し続けた。
 このようなシチュエーションでは、その演奏や立ち居振る舞いから、それぞれの演者の人となりが如実に表れる。取り繕うとしても音は嘘をつかない。自分が試される場なのだ。
 とにかく全身全霊で一期一会を味わった夜だった。
 忠さんの歌には震えた。ヒロシの演奏はこれ以上ないくらいにエモーショナルだった。寺さんと朝ちゃんは、緊張と解放のものすごい振り幅の中で、貴重な体験をしてくれたようだ。
 9/11(土)に開催される「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL 2010 」では、このようなセッションがさまざまな組み合わせて行われる予定です。出会いの瞬間に皆さんもぜひ立ち会って下さい。
http://www.umisakura.com/fes2010/

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