2011年5月6日金曜日

5/6(金)マーサベストライブ

大阪 martha(dinning cafe+goods)
 大阪に向かう前に、昨夜のライブを主催してくれた大学の後輩、多田と一緒に、山手にあるカフェ&ギャラリー、AIR CAFEとパン屋さんのネコノテパンを訪ねる。AIR CAFEのミカミ君からは、山手の空き家再生プロジェクト(http://www.onomichisaisei.com/index.php)の話など を聞かせてもらう。プロジェクトは順調に進んでいるようだった。
 尾道は、他の街から越して来る若者が多く、古いものと新しいものが同居していて、歴史の連続性が感じられる。これからの街作りの1つの参考になるのでは ないかと思う。この街に来るといつも、経済至上主義の発想から遠く距離を置いて、新しい暮らしと街作りを模索している人達との出会いがある。考えてみれ ば、自分は日本各地で、そういう発想を持った人達に出会ってきたのだった。
 心の風通しを良くして、大阪へ向かう。この日もいい天気。
 自分にとってマーサは最も縁の深いお店の1つ。マーサのオーナー片平とは学生時代に一緒にバンドをやっていた仲で、奥さんのこゆきちゃんとも学生時代からの付き合い。
 8年前にマーサがオープンしたときは、仲間が音楽に関わるお店を始めてくれたことが嬉しかった反面、大丈夫かなと心配もした。けれど、今や多くのツアー ミュージシャンから愛され、大阪でも人気のカフェに成長。3年前には、マーサの向かいに、姉妹店のバー、ロージーもオープン。
 片平はもう一軒お店を出したいそうで、その時のお店の名前は「ロンリー」と決めているのだそうだ。わかる人はわかると思うけれど、3店ともトム.ウエイツの曲名なのだ。
 「ロンリー」では自分がマスターになって、お客さんと1対1で飲みたいのだそう。お店の規模をどんどん小さくして、フェイス.トゥ.フェイスを目指してゆくという発想が面白いし、片平らしくていいなと思う。
 この日のライブでは、3.11以降の自分の音楽に対する姿勢、変化をごく自然に表現できた気がする。その変化を、まだうまく言葉にはできないのだけれ ど、行間に想いを込める度合いが深まったことは確かだと思う。自分の中で祈りの気持ちが増したのかもしれない。
 ライブを終えた後、とても充実感があった。お世辞や上辺の言葉を嫌う片平がライブ後に、この日のライブのことをとてもよかったと言ってくれたのが嬉しかった。

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