2012年2月29日水曜日

下北沢でMAGICAL CHAIN CLUB BAND

下北沢 440(Four forty)
「MAGICAL CHAIN SPECIAL!」
【出演】MAGICAL CHAIN CLUB BAND
リクオ(pf&vo)/ウルフルケイスケ(g&vo)/寺岡信芳(ba.)/小宮山純平(dr.)
 とても楽しみにしていたMCCB下北沢440ライブ。ただただ音楽に集中できる時間が、いつも以上に待ち遠しかった。
 この日のライブは、楽しくって、弾けるばかりでなく、今迄の4人のライブの中で一番、音を味わえた感じがした。

 "D'nt think! Feel"
 ほんまその通りやな。

 素直な心持ちでアホになる。けど、そのためには経験とスキルがいる。
 弾けて、突き抜ける。そのためには、柔らかさが要る。メリハリがいる。
 前からわかってるつもりでいたことに、あらためて気づかされる。まだまだできることが色々あるなあ。それって、自分の可能性に気づかされることでもある。
 Road to Wild
 洗練の先の粗野。
 このメンバー4人の関係は、素直さと、素朴さと、大人の距離感が同居してる感じ。このバンドに、運命共同体とか、パーマネントとかいう言葉は必要ない。 いろんなバンドがあっていい。それぞれに自分のフィールドを持つ独立した4人が集まって、4人ならではの関係性の中で、4人ならではの音が奏でられたらい い。
 MAGICAL CHAIN CLUB BANDを通して、いろんな縁が繋がっていったら嬉しいな。来てくれてありがとう。これからもよろしくです。
 MCCB次回のライブは4/13(金)下北沢440です。ギターパンダとGROOVERSの藤井一彦も参加。お待ちしてます!


2012年2月24日金曜日

なぜ今バンドなのかーMAGICAL CHAIN CLUB BAND結成後初ライブ!

大阪南堀江 knave
「MAGICAL CHAIN SPECIAL!」
【出演】MAGICAL CHAIN CLUB BAND
リクオ(pf&vo)/ウルフルケイスケ(g&vo)/寺岡信芳(ba.)/小宮山純平(dr.)
 細かいことを考えずに、勢いでバンドを始めることにした。バンドを始めることになって、勢いで曲を書いた。割り切れない思いを、なるべくシンプルに、 かっこつけず表現したいと思った。そのために、自分のルーツであるR&R、R&B、ブルースといった音楽のフォーマットを使った。シンプ ルな制約の中にある、無限の自由、ワイルドネス、解放感。そこに立ち返りたかったのだ。
 その時期、その時期で、いろんなことをやりたくなってしまう。相変わらず欲張りなのだ。バンドもやるし、ソロもやるし、セッションもやる。やりたいこと をやる。言いたいことを言う。歌いたいように歌う。音楽をやる上で一番のモチベーションは、正義とか、お金じゃない。何が自由かわからなくもなるけど、自 由にやりたい。シンプルと逆説を同居させたい。あ、理屈っぽくなってきた。
 高校生で始めてバンドを組んで、30年のプロセスを経て、再び原点に立ち返る。そんな気分かなあ。
 この日のライブは、メンバー4人の「ときめき」と「衝動」が伝わったと思う。とにかく、気持ちよかったー。
 こういうロックバンドで演奏する機会が、長い間なかったので、やっぱりソロの時とは勝手が違うところもあって、ステージのペース配分がわからず、息が切れたり、音程がとりにくくなったりした。でも、色々あるのが、とても新鮮。
 この日のライブは、前回声がでなかったknaveでのライブの、雪辱戦でもあったのだけれど、ライブ中は、そんなことすっかり忘れて、演奏に没頭した。これだけ自分のMCが少ないステージはヘルツの時以来かもしれない。
 この4人で、これから多いに盛り上がって、マジチェンを繰り返したいと思う。
 ぜひ、皆さんも参加して下さい。来たらわかる!

2012年2月19日日曜日

和歌山県立串本古座高校でニューヨークスタインウェイを弾く

和歌山県立串本古座高校古座キャンパス 体育館(和歌山県串本町中湊370)
和高教第5支部 教育文化のつどい『“ROLLING PIANO MAN” リクオ コンサート』
 早朝のJRに乗って、和歌山市から本州最南端へ。
 今迄、日本中の色んな場所へ行ったけれど、和歌山県の紀州、紀南地方は、人も風土も、とりわけ印象深い地域だ。今迄、ライブツアーだけでなく、プライベートでも幾度となく訪れているのだが、古座を訪れるのは多分10年ぶりくらい。
 その間に古座町は串本町と合併。昨年9月の台風12号の時には、特に那智勝浦町と古座川町が甚大な被害を受け、この日のライブ会場となった串本古座高校の生徒の4分の1が被災したそう。
 古座高校を訪れるのは、多分16年ぶりくらい。会場の体育館に到着したら、思いがけない再会が待っていた。大変お世話になっている渋谷にあるピアノ販 売&調律会社、タカギクラヴィア代表の高木さんが、体育館に置かれたグランドピアノの調律をしているではないか!しかも、そのピアノはニューヨークスタイ ンウェイのフルコン(F1)。かって、クレイジーフインガーズのレコーディングでも使わせてもらった、あの最高のピアノだったのだ。何と、渋谷からわざわ ざ、この日のステージのために、ピアノを運んできてくれたのだそうだ。びっくり。感激した。
 タカギクラヴィアさんには、ホントにお世話になっていて、クレフィンのレコーディングだけでなく、4月に出るコラボ・ライブアルバム「HOBO CONNECTION VOL.1」(2CD+DVD)で使用しているのもタカギさんのピアノだし、今の自宅に置いているピアノもタカギさんから購入させてもらったものだ。
 この日のステージのPAを担当していただいた岡田さんと高木さんが知り合いだったことから、高木さんが現地まで足を運んで来てくれることになったのだそう。
 岡田さんは、長年東京でレコーディングエンジニアをされていたのだが、定年を迎えられて、串本町に越して来られのだそう。串本、勝浦には、岡田さんのように、他の街からIターンしてくる人が多いのだそう。
 コンサートには、幅広い世代の老若男女が集まって、満席になった。暖かいいい空間をコーディネイトすることができたと思う。高木さんによって調律された スタインウェイピアノの鳴りは最高だった。お客さんの中に、リピーターの人がかなりいたことも嬉しかった。この日は、何人もの人達と再会を果たすことが出 来たのだけれど、既に亡くなられていた方もいて、10年という歳月を感じた。
 この日の、宿泊先のぼたん荘は、かって、ぼたん荘内にあるホールでライブをやらせてもらったこともある、縁のある旅館。昨年の台風12号の時は、古座川が氾濫して80センチの床上浸水にみまわれ、営業の再開まで2ヶ月を要したそう。
 打ち上げは地元で上がった魚介類をたくさんいただく。打ち上げの帰りに、見上げた夜空の星の輝きには、圧倒された。こんな夜空を毎晩眺めながら暮らしたら、人生観も変わりそうだ。
 とっても印象深い1日になった。
 谷口先生、仲江先生他、地元の皆さん、大変お世話になりました。久し振りに古座に来れてホントに嬉しかったです。また元気に再会しましょう。

2012年2月18日土曜日

和歌山で新曲

和歌山市 オールドタイム 
 忙し過ぎて、しばらくブログをさぼってましたが、またマイペースで再開します。

 頭の切り換えが結構大変な毎日。欲張りなんかな、オレ。やりたいことが色々あって、うまく整理がつかなかったり。ツアー中もたまっている雑務をこなさざるえない状況。それでも打ち上げには参加するオレ。

 藤沢から新幹線と在来線を乗り継いで和歌山市へ。到着したら、市内に雪が舞っていた。和歌山で雪を見るのは始めてかも。
 オールドタイムは、デビュー前に、有山じゅんじさんに連れられて来たのが始めてだった。それから途切れる事なく通い続けているお店。マスターの松本さんとの付き合いも長いなあ。
 相変わらずいい音。新しく入ったPAの彼は、センスいいなあ。あまり手を加え過ぎず、こちらにまかせてくれるのがいい。
 この日は、MAGICAL CHAIN CLUB BAND用に、前日につくったばかりの新曲も演奏。「生きてりゃいい」っていう曲タイトルにした。寛容の足りない、世知辛い世の中になりつつあるなあという実感があって、その思いが歌にも反映された。
 この日は、久し振りにMさんと再会できたのも嬉しかった。昨年は鬱に悩まされ、色々と苦労されたそう。
 オールドタイムは今年で25周年とのこと。素晴らしい。年内にもう一度戻ってきてお祝いしたいと思う。